「愚痴は無駄だ」と言う人へ伝えたい“人生が変わる真実” 毎晩くり返される妻の愚痴、生産性を落としかねない社内の愚痴ぶにうんざりも、対応の仕方次第
① 反対する人(攻撃的・反抗的) ② 怠ける人(サボり、ごまかし) ③ 周囲を暗くする人(愚痴る、嘆く) この3タイプのどれかを演じてもらったわけですが、実際にチームの生産性を40%落としたタイプがあります。それはどのタイプだと思いますか? たとえば10人のチームに1人送り込んで、その人が機能しなかっただけであれば、生産性は10%も落ちません。しかし、40%落としたということは、他の人にも悪影響を及ぼしたということです。
この実験は、本当に面白く、いろいろなことを教えてくれるのですが、この3つのタイプは、いずれも職場によくいるタイプではないでしょうか。 反対する人(攻撃的・反抗的)というのは、会議などで、「賛成できません」「反対です」とかたくなに拒否したり、みんながやろうとすることに乗っかってくれない人です。 怠ける人(サボり、ごまかし)は、こっそり手を抜いたり、なるべく自分に仕事が回ってこないようにする人です。
周囲を暗くする人(愚痴る、嘆く)とは、「やってられないよ」と仕事へのやりがいのなさや上司への不満をぐちぐちと言う人です。 いますよね、組織を運営する際の悩みで、よく出てくるタイプたちです。さあ、どのタイプが生産性を40%落とすことに成功したと思いますか? 本当に驚きの結果なのですが、なんと3つのタイプすべてで40%の生産性のダウンが見られたのです。 攻撃的・反抗的な人が会議に1人いると、会議が終わるころには、2、3人攻撃的・反抗的な人が増えるのだそうです。
怠ける人がいたら、実験前は、そんな怠け者に対して怒り出す人が出てくるのではないかと予想していたそうですが、実際には、一緒にサボりだす人が出るだけで、怒る人はほとんどいなかったそうです。 周囲を暗くする人については、愚痴るくらい大目に見てもいいのではと思いそうなものですが、愚痴を聞かされた周囲の人まで物事の見方が悲観的になってしまい、うまくいくと思えなくなったりして、生産性が落ちてしまったのだそうです。