【大阪グルメ】ラーメン官僚が絶賛する本当にウマい大阪の最旬ラーメン4選
●DATA ラーメン家あかぎ 住:大阪府大阪市東淀川区瑞光2-2-21 アクセス:阪急京都線・上新庄駅南口より徒歩6分
東京の名店をルーツに持つ実力店|『マツヨシ大飯店』
大阪には、都内の名店・実力店にルーツを有する実力店も少なくない。『マツヨシ大飯店』は、東京の名店『宗家一条流がんこラーメン』で修業し、「なんばグランド花月」の正面で営業していた『がんこ十八代目』が移転し、屋号をリニューアルしたもの。 ロケーションは、長堀橋にある雑居ビルの2階。マニア心をくすぐる隠れ家的な立地でありながら、営業時間中は行列が絶えないほどの人気ぶりを誇る。私がオーダーした「ねぎ塩」は、キレとコクを見事に兼ね備えたスープが、会心の出来映え。
定番のチャーシューの代わりに「豚バラ肉」と「温泉玉子」が搭載されるビジュアルは、同店ならでは。豚バラ肉から滲み出るジューシーな肉エキスと、スープとの相性は最高。中盤以降、温泉玉子の黄身を麺に絡め、ズズっと啜り上げれば、至福の境地が訪れる。
●DATA マツヨシ大飯店 住:大阪市中央区東心斎橋1-4-1オリエンタル東心斎橋ビル2F 206号 アクセス:大阪メトロ堺筋線/長堀鶴見緑地線・長堀橋駅7番出口より徒歩1分
白河ラーメンをオマージュした至極の一杯|『らぁめん涼虎』
2024年2月にオープンしたばかりの新店『らぁめん涼虎』。場所は大阪メトロ谷町線・千林大宮駅近く。 ここは店主が東京・秋葉原の名店『麺処ほん田』を修業先のひとつとするなど、都内にルーツを有する店だ。 基本メニューである「涼虎らぁめん」のビジュアルは、マニアがこよなく愛する福島県のご当地麺「白河ラーメン」をオマージュしたもの。
関西の嗜好を反映し、甘みとうま味が長く後を引く味わいへと仕立てられたスープは、ひと啜りで味覚中枢が歓喜に打ち震える垂涎の味わいだ。 この一杯。ラーメンを食べ慣れている方ほど、その奥深さと凄みを、より明確に実感できるのではないかと思う。ラーメンという食べ物の勘どころを、正確無比に捉えた逸品。足を運ぶなら、その存在が世間にあまり知られていない今がチャンスだ。