【F1】“21世紀最悪”のレギュラードライバーに日本人が選出「FIAが介入しなければならなかったほど深刻だった」と海外メディア
英国のF1専門サイト『PLANETF1.COM』は現地8月15日に「今世紀F1でレースをした最悪のドライバー10人」と題した記事を配信。レギュラードライバーとして契約を結んだ中でのワーストに井出有治(スーパーアグリ)が選ばれた。 【画像】米プロレーサー、リンジー・ブルワーの厳選フォトを一挙お届け! 国内トップドライバーの1人として2006年からF1参戦を始めたスーパーアグリで佐藤琢磨とともにステアリングを握ることとなった井出。国内トップカテゴリーのフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)で前年2位を獲得しており期待が寄せられていたが、マシンの戦闘力不足が深刻でテストも満足にできなかったこともあり完走が第3戦のオーストラリアGPのみ、そして第4戦サンマリノGPで1周目に接触事故を起こした。 同記事では基本的に順不同でドライバーが選ばれているが、唯一井出だけは第1位として順位付けされており、その理由について、「FIAが介入しなければならなかったほど深刻だった」としており、「(レギュラードライバーとして契約を結んだ中で)F1キャリア史上最短の4レースにしか出場していなかった」と説明。井出は最初の3戦でスピンを度々喫していたほか、独自のレーシングラインを走り他ドライバーの進路を妨げていたとして第4戦の後、FIAからF1参戦に必要なスーパーライセンスはく奪処分を受けるという前代未聞の形でその舞台を後にすることとなった。 また、井出の後任として起用されたフランク・モンタニーのさらに後、同年第12戦ドイツGPからグリッドに並ぶこととなった山本左近も10人のうちの1人としてこの記事で紹介されている。山本はこの年残りのレースをスーパーアグリで走り、翌年にはスパイカーF1と第11戦以降のレギュラードライバー契約、2010年にもHRTF1で代役参戦からレギュラードライバー契約を勝ち取ったがテールエンダーを脱することはできなかった。 構成●THE DIGEST編集部
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