「エアレースエックス」に向け練習公開 福島市で室屋さん
小型飛行機の国際大会「AIR RACE X(エアレースエックス)」の最終戦となる第3戦に出場中の室屋義秀さん(51)=レクサス・パスファインダー・エアレーシング=は10日、福島市大笹生のふくしまスカイパークで報道陣にフライト練習を公開した。室屋さんは総合優勝に向けて意欲を燃やした。 今季は計3戦を行い、積み上げたポイントで年間王者を決める。第1戦2位、第2戦1位の室屋さんは計59点を獲得し、暫定首位に立つ。次点の豪州の選手とは11点差ある。室屋さんは予選と決勝のタイム次第で上位3人は入れ替わる可能性があるとして「ターンの処理など、より正確なフライトで好タイムを狙う」と意気込んだ。 最終戦は「渋谷デジタルラウンド」と題して東京都渋谷区の上空を仮想舞台にフライトする。6カ国8選手が13日まで各拠点で予選用、トーナメントの準々決勝用、準決勝用、決勝用のタイムを計測している。レースの様子は19日、公式ユーチューブで配信され、渋谷区と福島市ではパブリックビューイング(PV)が行われる。
室屋さんは「福島の支えがあってこそエアレースに取り組めている。PVではお祭り感覚でモータースポーツを楽しんでほしい」と観戦を呼びかけた。