“梅毒陽性” の27歳女性とようやく連絡… 陰性と誤告知してから約1か月半 「性行為控えて連絡を」と呼びかけていた保健センターに「本人とみられる女性から電話」札幌市
札幌市の西保健センターで、匿名で梅毒の検査を受けた27歳の女性に対し「陽性」だったにも関わらず、誤って「陰性」と伝えていていた問題。 西保健センターは、23日に本人と見られる女性から連絡があったことを明らかにしました。 この問題をめぐっては、11月1日に検査し11月8日に誤って告知されましたが、匿名での検査だったため連絡先が分からず、西保健センターが心当たりのある女性は連絡してほしいとホームページやSNSで呼びかけていました。 西保健センターによりますと、誤告知から約1か月半後となる12月23日(月)午前8時50分ごろ本人とみられる女性から電話がありました。 女性には、検査の結果を改めて伝えて謝罪。 告知してからの状況を確認し、必要な対応があればとるよう助言しました。 また、体調についても心配があれば連絡するよう伝えたということです。
主に性行為で感染 死にいたる事例も
梅毒は主に性行為で感染する病気です。 感染から1~3週間で性器や口の中にしこりやただれができ、約3カ月後に痛みやかゆみのない発疹が体中に広がります。 治療をせずに放置すると、数年から数十年の間に心臓や血管、脳など複数の臓器に病変が生じ、時には死にいたることがあるということです。 札幌市内の梅毒の感染者は全国の傾向と同様、2012年から急増していて、2023年の梅毒感染者は469件と前年を30件上回り、過去最多を更新。特に20代と30代の届け出が多くなっています。 札幌市は性行為の際は避妊具を正しく使用し、皮膚や粘膜に異常があった場合は性行為を控え、早めに医療機関を受診するよう呼び掛けています。
UHB 北海道文化放送
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