【恐怖】ずっと覗かれてた!? 一人暮らしの古アパートでの実体験!女性の一人暮らしで気をつけたいポイントをプロに聞きました!
4月から一人暮らしを始めた方も、そろそろ生活が軌道にのってきた頃でしょうか。とはいえ慣れてきても安全面での油断は禁物、今日は一人暮らし女性の恐怖体験をご紹介します。 【画像60枚】一人暮らしの物件選びに失敗して…女子大生が経験した恐怖の実話を漫画で読む 『扉の向こうに誰かいる。 男たちがずっと私を監視しています』はInstagramで50万人以上のフォロワーがいる人気作家のちなきち(@chinakichi72)さんが、初めて一人暮らしを始めた頃の実話を描いたもの。大学生になって古いアパートに住み始めた時の恐怖体験を綴っています。 ひとり暮らしの物件選びを適当に済ませてしまったために起こった悲劇…。ちなきちさんの実体験をご紹介します。 ■ちなきちさんの恐怖体験とは 大学受験が終わった3月。ちなきちさんは春から住む部屋探しに追われていたそうです。 不動産屋さんに「周辺環境もわかりづらいから、日を改めて内見したほうがいいと思いますよ」と忠告されたものの、時間がないのでその場で契約を済ませてしまいました。後になって明るい時間に見てみると、それは思った以上に古い物件でした。 南向きとはいえ昼間でも暗く、ドアを閉めても外の光が隙間から漏れてくる…。外には古い自転車が打ち捨てられ、管理が行き届いてる様子はなかったといいます。アパートの壁も薄く、隣のテレビの音も丸聞こえ。 さらに、不審な出来事も…。ポストの中の郵便物が勝手に開けられているなど、些細な違和感を感じる出来事がいくつもありました。 そんなある日、ちなきちさんはお風呂に入ろうと服を脱いだところで、何か違和感を感じます。ふと玄関のドアを見ると、ドアの真ん中にチカっと何か光が…。もしかして穴が開いている? 以前はなかったはずの、ドアのまん丸にぽっかり開いた穴。ちなきちさんは「全部外から丸見えだったのでは?」と混乱したそうです。日中に近くに住む大家さんのところへ行き一緒にドアの穴を確認してもらうと、もともとあるはずだったのぞき穴のドアスコープがまるごと抜き取られている様子とのことで…。 ガムテープでふさぎ応急処置をして、大家さんが頼んでくれた修理屋さんが来るのを待つこと数日…。ようやく明日に修理が来ると決まって安心した矢先、そのガムテープに穴が…? 不審に思い、ドアスコープに貼ったガムテープの穴をおそるおそる覗いてみると、そこに人の目のようなものが…! 恐怖のあまり声にならない悲鳴をあげたちなきちさん。 この後、最終的にちなきちさんはこの物件を引き払ってセキュリティのしっかりしたマンションに引っ越すのですが、それまでの間にもいくつか恐ろしい目にあったそうです。 一人暮らしの女性が気をつけなければならない防犯上の注意点はたくさんあります。今回は、防犯のプロ・ALSOKのHOME ALSOK事業部の松田博充課長に、防犯上気をつけるべきポイントや対策について、お話を伺いました。 ■防犯のプロに対策を聞いてみました ──ちなきちさんのように、賃貸の玄関のドアスコープ、ドアのポストから部屋の中を覗かれるということは、実際によくあることなのでしょうか。 松田さん:ドアスコープは、そのままの状態では外から室内を見ることはできません。しかし、特殊なレンズを使うと、ドアスコープ経由で外から内部が見えてしまいます。特殊レンズとスマートフォン等を組み合わせることで、室内を盗撮されるなどの犯罪被害の原因にもなり得ます。2008年にアメリカで起こった事件で、女性キャスターがホテルに滞在中、配達員の男がドアスコープからスマートフォンで室内を盗撮し、動画をネット上に公開された事件もありました。 対策としては、市販されているドアスコープを塞ぐカバーを取り付けることです。それを取り付けることで外から室内を見られないようにするほか、光が漏れて在宅を知られることも防げます。内側から取り付けられるカバーは開閉可能になっており、ドアスコープを通常使用できる状態を保ちながら覗かれることだけを防げます。 ──ちなきちさんは平和な暮らしに戻った後も、過去のトラウマから、宅配業者の訪問に対して「本当に宅配業者だろうか」という警戒心を抱いてしまう瞬間があったようです。宅配便や出前の受け取りについて、一人暮らしの女性が気をつけたほうがいいポイントはありますか? 松田さん:そういった場合には、可能な限り宅配ボックスの利用をおすすめします。自宅の前まで商品を届けてもらいたい場合については、なるべく置き配にしてもらい、次の点に気をつけるといいでしょう。 まず、不用心にドアを開けないことが重要です。配達員だと思ってドアを開放してしまうと、万が一相手が不審者だった場合に簡単に侵入される可能性があるからです。ドアを開ける前にカメラ付きインターホンでドア前の確認をすることや、ドアを開ける時も、ドアガードやドアチェーンをしたまま周囲を確認したほうが安心です。その時、防犯ブザーを持っておくとより良いでしょう。 また、男性物の靴を玄関に置いておく方法も有効です。そのほかにベランダに男性物の下着を干しておくなど、女性の一人暮らしではなく男性が一緒に住んでいると認識させることが重要です。 ──不審者の侵入を防ぐために、今からできる防犯対策や防犯グッズを教えて下さい 松田さん:女性の一人暮らしは心配な点も多くなりがちです。女性の皆さまが安全安心な一人暮らしを満喫するためにも、空き巣などの侵入盗の被害に遭わないようにするための対策をご紹介します。 まず、センサーライトをつけることをおすすめします。センサーライトは、動いている人などに反応するセンサーと、センサー感知に応じて点灯のオン・オフを切り替える仕組みを備えたライトです。設置することで、暗い場所で不審な人物が建物に近づいたときに明るく照らし、侵入や窃盗といった犯罪行為を抑止できます。 次に、補助錠や窓ガラス防犯フィルムを使ってください。空き巣の侵入経路は玄関ドアの他、窓から侵入されるケースも少なくありませんので、窓にも防犯アイテムを取り入れましょう。これらを使用することで侵入をあきらめさせる効果が期待できます。 イラスト=ちなきち『扉の向こうに誰かいる。 男たちがずっと私を監視しています』より/取材=レタスクラブ編集部MM/文=レタスユキ