“謎土”を日清食品が発売!?水を与えるとパクチーがニョキニョキ…カップヌードル容器で育てる「野菜栽培セット」が楽しそう
奇抜な商品紹介動画やネーミングでたびたび話題となる日清食品株式会社。 これまでにも、カップ焼そばの湯切りを派手に演出できる「U.F.O.ゴージャス湯切りプレート」や、カップヌードルの「謎肉」などの具材研究で培った技術で作ったという「謎うなぎ」など、気になる商品を次々と生み出している。 【画像】育てた野菜はトッピングにぴったり!かわいい見た目も気になる そんな日清食品が新たに打ち出したのが「カップヌードル 野菜栽培セット」だ。 セットに入っているのは、バジル・葉ねぎ・サニーレタス・パクチーの4種類の野菜の種と、水をかけると膨らんで培養土になる、その名も「謎土」。 カップヌードルを食べ終わった空きカップに、この「謎土」と種を入れて水を与えると、手軽に野菜を栽培することができるのだという。 この種と土に「カップヌードル」12品をセットにした「カップヌードル 野菜栽培コンプリートセット」(税込2,400円)を5月29日から発売したところ、数量限定500セットがわずか1時間で完売したという。 6月7日現在、Amazonでは6月10日から販売される「カップヌードル 野菜栽培特別セット(カップヌードル14品・野菜の種4種類・謎土)」(税込3,299円)の予約を受け付けているほか、LOHACO、Rakuten 24、ASKULなどの通販サイトでも順次販売が開始されている。 ちなみに、この“謎土”で栽培した野菜は、種をまいてから収穫までの目安として、サニーレタスは約45日、バジルは約60日。葉ねぎとパクチーは約90日となっている。収穫した野菜はカップヌードルにトッピングして食べるのがオススメだそうだ。 X(旧Twitter)では「パクチーいいな!育てたい!」「日清食品が園芸コラボするとは思わんかった」などの声が挙がっている。
きっかけはSNSの投稿
カップヌードルの容器から野菜がニョッキリ生えている姿はなんともシュールで笑ってしまうが、一体どうしてこのような商品が生まれたのだろうか?日清食品の担当者に話を聞いた。 ――「カップヌードル」×「野菜栽培セット」、これが生まれた経緯は? 日清食品では、カップヌードルを通して、おいしさだけではなく“食の安全・安心”“環境”“防災”“健康”“社会”“労働環境”などの課題に向き合い、地球と人の未来のためにすべきこと、できることに今すぐに取り組んでいく「カップヌードル DO IT NOW!」プロジェクトを2019年から実施しています。 近年、本来は捨てられるはずであったものに新たな価値を付加して生まれ変わらせる“アップサイクル”が注目されています。そこでプロジェクトの一環として、カップヌードルを食べ終わったあとの空きカップを活用する方法はないかと検討する中、カップを“鉢”代わりにして野菜を栽培しているお客さまのSNS投稿を見つけたことがきっかけとなり、今回の企画を立案しました。 ――ネーミングも気になる「謎土」、これは一体どんなもの? “謎土”は株式会社プロトリーフが今年3月に発売したコラボ商品「カップヌードル 土だけ」に入っているもので、全国のホームセンターや園芸店で現在も販売されています(一部取り扱いのない店舗もあり)。 廃棄されるココヤシの殻を再利用した“ココヤシガラ”とハスクチップなどの天然素材、肥料を合わせて圧縮した培養土で、野菜の育成をサポートする肥料をあらかじめ配合している“環境にやさしい土”です。 土の中の水分量を大幅に減らして圧縮しているため、通常の土より軽く、持ち運びが便利です。輸送時のCO2の削減に貢献するほか、使用後は可燃ごみとして捨てることができます。 ――育てられる野菜は4種類。これはどんな風に選んだ? 何種類もの野菜をカップヌードルにトッピングして試食し、おいしかった野菜の中から、育てやすい4種を選びました。 ――カップヌードルの容器の耐水性や強度も気になるが…。 カップヌードルのカップは紙製ですが、ある程度の耐水性があります。しかし、野菜を栽培する際は水が溜まらないように、容器底面に水抜き用の穴を4か所ほどあけてご使用ください。