「Jリーグ→海外」の最高額は? 日本人移籍金ランキング18位。得点減るも「ファンタスティック」。世界に誇るスピードキング
欧州各国リーグは、2024/25シーズンに向けた準備を始めている時期で、今夏も様々な移籍市場の動きがある。シーズン途中のJリーグから有力選手が引き抜かれることが多いのもこの時期だ。今回は、Jリーグから海外へ移籍した日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。
18位:前田大然(まえだ・だいぜん) 生年月日:1997年10月20日 移籍先:横浜F・マリノス→セルティック(スコットランド) 移籍日:2022年7月1日 移籍金:153万ユーロ(約2.45億円) 前田大然は、2021シーズンのJ1で横浜F・マリノスの主力として活躍し、36試合で23得点を挙げて得点王となり、2022年1月にスコットランドのセルティックへ期限付き移籍した。シーズン途中からの加入でリーグ戦16試合に出場して6得点を記録し、同年7月に153万ユーロ(約2.45億円)の買い取りオプションが行使されている。 すでにJリーグで実績があった前田は、2022年1月時点の市場価値が110万ユーロ(約1.76億円)だったが、その後の半年で350万ユーロ(約5.6億円)まで上昇している。横浜F・マリノスにとっても、セルティックにとっても有益な取引だったと言えそうだ。 前田はセルティック加入後、主に左ウイングとして活躍しており、横浜F・マリノス時代ほど頻繁にゴールネットを揺らしてはいない。それでも、現代サッカーに求められるハイプレスなどはチームに欠かせない能力で、2023/24シーズンも負傷離脱の時期を除いてほぼ全ての試合で先発出場した。 2023/24シーズンのリーグ戦では5得点のみだったが、決して得点力を失ったわけではなく、3月に行われた国内カップ戦の準々決勝リビングストン戦ではハットトリックを達成した。試合後にはブレンダン・ロジャース監督が「彼の動き出しと予測は見事でファンタスティックだった」と称賛の言葉を残していた。
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