コックスプレートに出走するプライドオブジェニ（C）Racing Photos

　プライドオブジェニ（牝7、C・マー）は危険な人気馬だ－。大逃げを武器に昨シーズンの豪年度代表馬に輝いた牝馬。後続を30馬身近く離す大逃げを打った4月のクイーンエリザベスS（ランドウィック）は語り草の一戦となっている。今回も9頭立てで、大逃げを期待するファンも多いと思うが…。 　21日の現地メディア「レーシングコム」電子版に掲載されたのは「ジェニのコックスプレートはプランB？」という記事。オーナーサイドが大逃げ（プランA）ではなく、別の作戦（プランB）があることを示唆した、と伝えている。大逃げは見られないかも…。 　そして、気になるのは体調面だ。“連闘”が気にならないオーストラリア競馬。プライドオブジェニがクイーンエリザベスSを勝ったときも中1週、中1週の厳しいローテだった。メルボルン（ヴィクトリア州）からシドニー（ニューサウスウェールズ州）への輸送で結果を出しているのだが…。今回は連闘かつシドニーからメルボルンへの輸送がある。当初の予定通りのローテとはいえ、さすがにきついのでは…。陣営は酸素カプセルを使って順調に回復していると説明しているが、見せ場なく敗れるシーンがあっても驚けない。