定年で「退職金3000万円」をもらいました。住宅ローン「1000万円」の返済に充てて大丈夫ですか? 年金だけでも「2000万円」あれば、十分に暮らせますよね?
突発的な問題に対応できるようにある程度の資金確保は重要
収入の減少する老後生活では、家電や家具が壊れる・住宅設備が破損するといった突発的な問題も考慮した資金計画を立てる必要があります。 設備面以外にも病気やけがでの入院・通院なども考えられるため、どのようなタイミングでまとまった資金が必要になるかは予想できません。このような事態に対応するためにも、しっかりと計画を立てて退職金を使うことをおすすめします。 ただし、住宅ローンの支払いが完了しているなら不動産売却などもしやすいため、将来を見越しての資金繰りも重要といえます。人によっては住宅ローン完済をしてから数年後、その不動産売却をして老人ホームなどへの入居費用とするケースも珍しくありません。
まとめ
退職金を3000万円もらえているなら、住宅ローンの返済に1000万円を使っても問題ないと考えられます。とはいえ、老後の突発的な支出を考えると、退職金を使い切るのは避けたいところです。毎月の支出が収入を上回らないように意識して、場合によっては再雇用や再就職などで年金以外の収入源を確保することも必要です。退職金の使い道と老後の生活設計を、定年退職前に確認しておきましょう。 出典 日本年金機構 令和6年4月分からの年金額等について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部