町田、J2降格の鳥栖に敗れ次節にも優勝の可能性が消滅…黒田剛監督が悔やんだ常勝チームとの差とは
◆明治安田J1リーグ▽第35節 鳥栖2―1町田(3日・駅前ス) 町田はJ2に降格する鳥栖に1―2と敗れ、5試合勝利なしとなった。前半20分に鳥栖の17歳FW鈴木大馳に先制ゴールを許したが、後半21分にはCKのこぼれ球をDFドレシェビッチが見事なボレーで決めて同点に。しかし同39分、CKから鳥栖MF寺山翼に決勝ゴールを許した。これで首位神戸とは勝ち点差7に。残り3試合を全勝しても神戸が1勝でもすれば届かない状況に。次節のFC東京戦(9日・国立)に勝利しても、神戸が東京V戦(10日・味スタ)に勝利すれば優勝の可能性が消滅する。 試合後の会見に出席した黒田剛監督(54)は、痛恨の敗戦を厳しい表情で振り返った。「連携のミスから(前半に)失点を食らってしまって、試合を難しくしてしまった。後半追いついてからは、やはり強いチームはそこから一気に飲み込むというのが、常勝チームの一つの志向として、または習慣として現れるべきものだと思うのですが、そこでゲームがひとつ落ち着いてしまったところは大いに反省すべきだと思います」と語った。 残りは3試合。優勝は非常に厳しい状況となったが、指揮官はサポーターへの感謝を表現し、選手たちには最後の奮闘を求めた。「今日は町田から約400名のサポーターに足を運んでいただき、90分間声を枯らすことなく応援してくれた。その声援に比べたら、まだまだ我々は頑張りが足りない。その声援をもっと胸に感じ、責任を持ってピッチ上で奮闘していかなきゃならないと、選手にも話をしました。順位は3位を維持していると思いますけど、ここでもうひと踏ん張りして、上を追走していけるように」と話した。
報知新聞社