第157回芥川賞受賞の沼田真佑氏が会見(全文1)部屋着のまんま来た感じ
なぜ震災を書いたか、受賞した時点の言葉で
共同通信:すいません、共同通信の〓タムラ 00:03:37〓でず。おめでとうございます。 沼田:ありがとうございます。 共同通信:高樹のぶ子さん、さっき話出ましたけれども、やはり、震災小説として、震災を全面には出していないけれども、その書き方について非常に褒めて、評価してらっしゃったんですけれども、あらためて、この震災小説を書いたその思いというか、なぜ震災を書いたかというのを、受賞した時点で言葉にしていただければと思うんですが。 沼田:やっぱりああいうことがありますと、ちょっとほかのものが書きたくても1回、自分の中でも、1回と言わず、書かないと、ほかのが軽薄になるというか、いう思いで、ちょっと、自分も岩手に住んでますし、みそぎみたいな感じで書いた面がないことはないと思います。 司会:はい。そちらの白いシャツの方。そちらの方、先に。 【連載】第157回芥川賞受賞の沼田真佑氏が会見 全文2へ続く