虐待の死亡児童28人、過去最少 23年、虐待被害は最多
23年に虐待事件によって死亡した18歳未満の子どもは前年比9人減の28人で、過去最少だったことが28日、警察庁のまとめで分かった。28人のうち、無理心中や出産直後の死亡は11人いた。死亡児童数は近年減少傾向にある。警察庁の担当者は、虐待防止に対する社会の意識の高まりや、関係機関の連携強化で一定の効果が出ているとみている。 死亡児童数の集計は04年から始まり、最多は06年の111人。徐々に減少し、これまでの最少は18年の36人だった。21年からは3年連続で減少している。 一方で23年に虐待事件の被害者となった児童は、前年比201人(9.1%)増の2415人で過去最多となった。