フレッシュアップされた2代目 日産「ジューク」に初試乗
システムパワーは、95馬力の1.6リッター自然吸気エンジンと48馬力の電動モーター、さらにギアボックス内にもうひとつ電動モーターを搭載する。このシステム全体はルノーのもので、「クリオ ハイブリッド」にも採用されている。不思議なことに、ルノーはこのトランスミッションはフォーミュラからのフィードバックと宣伝しているが、全負荷状態でのギアチェンジのタイムラグは、日常使用では煩わしい。
この観点からすると、114馬力のベースガソリンエンジンも悪くない選択かもしれない。価格は24,790ユーロ(約410万円)からと安く、さらに1,800ユーロ(約30万円)でデュアルクラッチギアボックスも注文できる。マニュアルトランスミッション付きのガソリンエンジンとは対照的に、ハイブリッドの2つの心臓には4,700ユーロ(約78万円)の追加費用がかかる。
結論
視覚的には、「ジューク」は若々しくポップだが、パワートレインに関しては、経済性を追求するあまり、やや疲れる印象のハイブリッドとなっている。もっと生き生きとしたドライブトレインが望ましい。2019年までトップエンドを飾った最高出力218馬力の「ジューク ニスモ」を思い起こせばいい。
Jonas Uhlig