年収500万円の会社に勤める同僚は、毎日「コンビニ」で昼食を購入しています。28歳で貯金「700万円」あるそうなのですが、何をしたらそんなに貯められるのでしょうか?
「預貯金を始め金融資産がほとんどない」という人は珍しくありません。一方、若くても数百万円もの預貯金を保有している人もいます。 今回のケースでは、毎日コンビニの昼食を購入していることから、一見すると食費を切り詰めて貯金しているわけではないように見えるかもしれません。しかし、実際には多額のお金を貯蓄できているようです。 本記事では、28歳で貯金700万円が可能かどうか、また20代の預貯金額の実態について解説します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
毎日コンビニで昼食を購入しても700万円の貯蓄は可能?
28歳の同僚が高校卒業(18歳で卒業)ないしは大学卒業(22歳で卒業)から定期的に貯金をしていると仮定しましょう。その場合、700万円を貯めるには、おおむね以下のようなペースでの貯金が必要です。 ・高校卒業(10年間の貯蓄):年間70万円(月6万円) ・大学卒業(6年間の貯蓄):年間117万円(月10万円) ではこの貯金額が無理のない数字なのか、年収と支出の観点から見ていきましょう。 ■年収から見た場合 今回のケースは年収500万円ですが、手取りはおおよそ400万円前後くらいでしょう。仮に400万円を受け取っているとすると、ボーナスを加味しない場合、毎月33万3300円ほどを生活費に使える計算になります。 総務省統計局の家計調査報告によると、単身世帯における消費支出の月平均額は16万7620円でした。手取りから差し引くと、16万5680円ほど残ります。 仮に同僚が、平均と同程度の消費支出におさえているとすれば、毎月6万円ないしは10万円の貯金をすることも可能でしょう。 ■支出から見た場合 コンビニは少し単価が高めのイメージがあるかもしれません。しかし500~600円のお弁当を買うのと、1個150円ほどのおにぎりを2つ買うのでは差があります。 同僚がいくら昼食代に使っているかは分かりませんが、思ったよりも食費がかかっていないのかもしれません。 また仮にコンビニで買う昼食の単価が高く食費がかかっていても、ほかの出費が少なければ、毎月決まった額を貯蓄に回すことは可能です。もしかしたら同僚は比較的家賃が安い物件に住んでいるかもしれませんし、交通費や交際費、趣味などにかかるお金が非常に少ないかもしれません。