新顔ベルランゴにディーゼルミニバンの底力を見た【新米編集長コラム#10】
うわ~これ1台あったら完璧だ
すると現金なもので、普通に見えた顔も長く所有するにはこれくらいがちょうどいいと思い始めて、うわ~これ1台あったら完璧だぁと、じわじわと欲しくなってくる。ということで結論は、『恐らく近々マイチェンするであろうきょうだい車、フィアット・ドゥブロ待ち』だ。 ……っておい! という突っ込みが聞こえてきたので釈明すると、長年、イタリア車/左ハンドル/マニュアルしか購入したことのない筆者としては、やはりイタリア車であるドゥブロがとっても気になっているわけで、実は(マイチェン直前の)現行型を注視してきた。 ドゥブロは最安モデルが399万円と、ギリギリ400万円を切っている。一方のベルランゴは5人乗りが439万円、今回お借りしたロングが457万円と、比べると若干高めの設定だ。そもそも両方高い! という声もあるが、これは為替レートなどを恨むしかないわけで、全般的に価格の高い電動化モデルたちと比較すると、リーズナブルにすら感じてくる。 そうやって考えていくと、根っからのイタリア車乗りとしては、ブランドがフィアットで、しかも価格抑えめのドゥブロにとどめを刺したいというわけだ。なおこれはヒライのコラムなのでこういう結論となったが、シトロエン・ベルランゴは、長距離をメインとしている方にはかなりお勧めであることは強調しておきたい。
平井大介(執筆/編集) 山本佳吾(撮影)