キッチンとランドリールームに「回遊動線」を採用、家事ラクな家は毎日が快適だ
動線をしっかり検討して建てた家は、家事をとても効率的にこなせます。好例として、2つの回遊動線がある家に暮らすライターの事例を紹介。キッチンを2型のアイランドキッチンにすることで、買い物の整理や配膳がスムーズに。ランドリールームも扉をつけ、洗面所からも廊下側からも出入り自由にして、いつでも洗濯家事ができる家になりました。
以前の住まいのキッチンはストレスだらけ
筆者の一家は、夫と子ども2人(長男9歳、次男7歳)の4人暮らし。3年ほど前にハウスメーカーで建てた、2階建ての注文住宅に暮らしています。1階には玄関、LDK、趣味室、トイレが。2階には、浴室、洗面所、ランドリールーム、主寝室、子ども部屋、トイレ、来客用のスペースがあります。 以前住んでいた賃貸物件のキッチンは、LDから奥まった場所にある、セミクローズのペニシュラキッチン。キッチンは行き止まりになっていて、シンクとコンロが横並び。背後にはカップボードや冷蔵庫がある間取りでした。2人でキッチンに立つと、すぐぶつかり、移動もしにくくストレスでした。 そんなイライラはもうこりごり。そこで、新しい家ではキッチンに回遊できる間取りを取り入れました。さらにもう1か所、ランドリールームにも。すると行き止まりがなく、日々の家事がとてもスムーズに。詳しく紹介します。
キッチンは2型の回遊できるアイランドに
新居ではLDKを一室空間にして、2型のアイランドキッチンを採用しました。IHコンロやカップボードが壁側にあり、シンクがアイランド側にあるレイアウトです。アイランドの周りをぐるっと回遊できます。 アイランドの上部には棚をつけませんでした。壁がないぶん、離れて眺めてみても、実際に立っていても、圧迫感なし。開放感があって、心地よい場所になりました。 このプランにした理由は、2つあります。 ・筆者が洗い物をするときは、家族の様子が見えるようにしたい ・油が飛び散らないように、焼く行為は、壁側でしたい そこで、2型の回遊できるアイランドに。キッチンの間取りを壁で区切らず、ひと空間にし、通り抜けできる(=回遊できる)レイアウトを選択したのです。