ベストツーリズムビレッジ2024、新たに山形県西川町と鹿児島県天城町、国連世界観光機関が認定
UNツーリズム(国連世界観光機構/UNWTO)は、世界の「ベストツーリズムビレッジ」として、新たに山形県西川町と鹿児島県天城町を認定した。これにより、日本のベストツーリズムビレッジ認定地域は8地域となった。全世界では、新たに55地域が認定を受けた。 また、認定に向けて技術的助言などの支援が受けられる「アップグレードプログラム」には、新潟県山古志村と福井県白山が選ばれた。 山形県西川町は、信仰の拠点としての神社など文化資源や、出羽三山の主峰・月山での夏スキーや登山、冬場の質の高い雪などの自然が強み。雪のない期間にも月山や町内の歴史・文化を巡る事業などを展開している。また、鹿児島県天城町は、豊かな世界自然遺産と地域の農作物を活かした産業、地域が連携した受入体制が強み。自然とともに暮らす集落文化や地域住民の日常生活を活かした観光振興を推進している。 ベストツーリズムビレッジは、SDGsに沿って、観光を通じた自然・文化遺産の保全などによって、持続可能な観光地域づくりに取り組む優良な地域を認定するプロジェクト。認定を受けると、UNツーリズム指定のロゴマークが使用できるほか、国際的なベストツーリズムビレッジネットワークに参加することも可能になる。 これまでに日本からは、京都府南丹市美山町、北海道美瑛町、宮城県奥松島地区、長野県白馬村、岐阜県白川村が認定されている。
トラベルボイス編集部