増税が続き、煙草が1箱「1000円」になったら、20年でどれだけのお金がかかるでしょうか?
たばこの増税はなぜ必要?
たばこの増税は、多くの国々において喫煙開始の防止や禁煙の効果があるとされています。 また、たばこを増税することによって1箱あたりの値段が高くなったとしても、ニコチンへの依存性は高いため、需要は減少しないとされています。つまり、たばこを増税しても税収の増額が期待できるのです。 そのため、禁煙を推進するためには、たばこ増税だけでなく、受動喫煙対策や禁煙支援といった政策と組み合わせることが大切です。禁煙を促すほかの政策と増税をセットにすることで消費抑制効果が高まります。 日本のたばこは、世界各国のなかでも安い価格となっています。増税によって禁煙の動機を与えることで、消費抑制効果が及ぶのです。
たばこ増税はWIN-WINな政策
たばこ増税は、増税とほかの禁煙に関する政策とを組み合わせることによってたばこ消費が減ることになり、喫煙者の健康や公衆衛生上のメリットがあるのが特徴です。さらに、たばこからの税収増が見込まれるため、政府にとっても利益があることからWIN-WIN政策といわれています。 また、たばこの価格が高くなることで、青少年や低所得者層の消費が減少します。これによって、社会全体の喫煙が原因となる病気や死亡が減り、医療費の抑制や労働生産性の向上などが期待されているのです。 たばこの増税と聞くとデメリットばかりが気になりますが、社会全体でみた場合には多くのメリットがあり、国民の生活や健康を守るためにも必要な政策とされています。 出典 財務省 たばこ税等に関する資料 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部