クローゼットに90日間使用していないものはある?模様替えにも役立つワードローブの断捨離のコツとは。
ワードローブ断捨離の3原則
ワードローブの断捨離に役立つ3つのステップと、アイテムに応じた収納のヒントについて、専門家に聞いたアドバイスは次の通りです。 1.持ち物を把握する 「全ての持ち物を一度外に出すことがポイントです」と話すのは、セレブリティを顧客に持ち、ワードローブの断捨離と整理を手掛けるスタイル・シスターズのシャーロット・レディントン=スミスとジェマ・リリー。「ワードローブの奥に隠れているものを含め、すべての持ち物を容易に把握することができます」 2.しっかり掃除してリフレッシュする ワードローブが空っぽのうちに、きれいに掃除しましょう。「冬の間にたまったホコリやゴミは、湿らせた布で拭き取り、棚の一番奥やワードローブの底までしっかり掃除しましょう」 3.収納を最大限に活用する スペースを活用するために、収納アイテムに投資しましょう。「吊り下げ式の収納やシューズラック、棚板を追加するだけで、高額なリフォームをすることなく、収納力を2倍にも3倍にも増やすことができます」と話すのは、収納アイテムを専門に扱うアダムス・セルフストアのオーナーであるクリス・ハットン。「フックやドア掛けタイプのオーガナイザーを使って、扉の裏側を活用することもお忘れなく」
衣類の収納
• 3つの山に仕分ける すっきりと整理整頓するために、洋服の山を分け、「残すもの」「寄付するもの」「売るもの」の3つに分けましょう。 • アイテムに点数をつける 3つに仕分けができたら、「残す物」に集中し、それぞれの服について着用感と実用度の2軸で10点満点の点数をつけましょう。確実に断捨離を進めたいなら、評価は正直に。「どちらのカテゴリーでも5点以下のアイテムは、処分してもよいでしょう」と、イギリスの家具ブランド、ハモンド・フィテッド・ファニチャーのインテリアデザインエキスパート、メリッサ・デナムは話します。 • 同じアイテムの被りをチェックする ジーンズやTシャツのような定番アイテムは、何枚ももってしまいがちですが、同じような物が5つも10つも必要ではないはずです。新しい物や、いちばんフィット感のある物を残して、他は処分を検討しましょう。 • 季節ごとに入れ替えをする 春夏の必須アイテムを収納するために、お気に入りのニットにしばらく別れを告げましょう。「ジャンパーや冬のコートをしまうときは、伸びないように折りたたみ、真空収納袋や圧縮袋を活用するのがおすすめです。スペースを節約し、ホコリや害虫から守ることにもつながります」と、シャープの断捨離エキスパートであるジョージナ・バーネットは話します。 • アイテムを分かりやすくしまう 残すと決めたアイテムは、わかりやすく仕分けて収納しましょう。例えば、ジャンパー、ジャケットとアイテムごとにグループ分けしたり、色ごとに分類することができます。「普段どのようにコーディネートを決めるのかを考えて、そこから決めていきましょう」というのがメリッサのアドバイスです。 • 省スペースのスリムハンガーに投資する 「ワードローブの断捨離をするとき、最初におすすめするのはハンガーの交換です」と、スタイル・シスターズは話します。「ハンガーを変えるだけで、大きな違いが生まれます。かさばる木製ハンガーやプラスチック製ハンガーは場所を取り、ワードローブをすっきりと見せることが難しくなります。木製ハンガー1本のスペースに、一般的なベロアのハンガーを3本かけることができます。統一感が生まれ、スタイリッシュなブランドストアのような空間に変身します」 • 本当に着るものを引き続きチェックする 残すと決めた服についても、実際に着るかどうかチェックすることが重要です。メリッサのおすすめは、着るときにハンガーの向きを変えることです。「サマードレスのような季節ものは寒い季節には着ないでしょうし、その逆も然りです。季節ごとに何が使われていて、何が使われていないかをすぐに把握できるようになります」