「体を冷やす食べもの&飲みもの」を栄養士が解説!猛暑・残暑を乗り切るために必要な食材とは
ココナッツウォーター
「ココナッツウォーターには天然の冷却作用があり、体温調節や、暑さによるストレス軽減を助けてくれます」と、プレイドさん。 「電解質を含むので、暑い日の水分補給にも役に立ちます。イチゴやパイナップルなどの果物を加えたり、スムージーに入れたりするのもよいでしょう。ノンアルコールカクテルにも使えます」
水分の多い野菜や果物
脱水症状や熱中症の予防のために、プレイドさんは特に水分含有量の多い果物や野菜を食べることを推奨。水分の多い食材には、体液のバランスを維持し、血糖値を安定させ、神経伝達を助ける電解質(ナトリウムやカリウム、マグネシウムなど)が豊富に含まれているそう。 果物の場合:イチゴやパパイヤ、マンゴー、スイカ、メロン(ハニーデュー、カンタロープ)などの果物は、ヨーグルトのトッピングにぴったり。サラダに加えたり、無糖の炭酸水に入れて爽やかなドリンクにしたりしても◎。 野菜の場合:キュウリや大根、セロリ、ズッキーニ、パプリカなどの野菜は、サラダに加えたり、フムスと合わせたりすれば、満足感があり、水分補給にもなるスナックに。
緑茶
「緑茶は抗酸化物質、特にカテキンを豊富に含んでいます。カテキンは体温を下げ、清涼感を与えてくれます」と、プレイドさんは解説。 「緑茶に含まれる化合物は、代謝を調整し、体内の熱産生を抑える働きがあるため、涼しく感じられるのです。最大限の冷却効果を得るには、緑茶を冷やしてミントの葉と一緒に楽しみましょう」
ハイビスカスティー
ハイビスカスは、体の熱を冷ます作用があることでも評価されている。「研究では、ハイビスカスティーを飲むと、体温調節や水分補給を助けてくれることが示されており、夏に最適の飲み物です。冷やしてもおいしくいただけます」とプレイドさんは補足する。
避けたほうがいいものは?
炭酸飲料、アルコール、カフェイン 暑いときについ飲みたくなるソーダやロゼワイン、アイスラテなどは、残念ながら水分補給には向いていないそう。「砂糖の多い甘い飲み物やアルコール、カフェインの摂取を控え、脱水症状を予防することが大切です」と、プレイドさん。「これらの飲み物はすべて利尿作用があり、電解質も流れ出てしまいます」 「また、スポーツドリンクは運動中の水分補給を目的に販売されていますが、その多くに添加糖類と合成香料も含まれています。食事などをとおして、天然の電解質を摂取するようにしましょう」