グーグルで約3000万円を稼ぐ私は、「お金で幸福は買える」と断言できる。それが人生の現実だ(海外)
カイラ・マッコイ氏は10年をかけて収入を4倍に増やし、今では毎年20万ドル(約3000万円)を得ている。 ニューヨークで働き始めたときの年収は3万9000ドル(約585万円)で、厳しい生活を強いられていた。 教育への投資と、データ分析およびテクノロジー分野への転職で収入が一気に増えた。 以下のエッセイは、10年で年収を4倍に増やしたビジネスアナリストのカイラ・マッコイ氏(33歳)との会話をもとにしている。長さとわかりやすさの観点から編集を加えた。 私はテネシー州マディソンビルで育った。多くの人が貧困ライン以下で暮らしている地域だ。話題と言えば足りないものの話ばかりで、必需品を買うのに充分なお金を稼ぐのも、遠い夢のように感じられた。 私はずっと経済的自立を望んでいた。生物学を専攻し、2013年に卒業。そしてニューヨーク市でセッションアシスタントとして働き始め、3万9000ドル(約585万円、1ドル=150円換算:以下同)の年収を得た。家族で、それほどの収入を得たのは、私が初めてだった。 2019年時点で、年収は9万ドル(約1350万円)になっていた。そして今、私はすべてひっくるめて、年間20万ドル(約3000万円)を稼いでいる。お金が増えて、私は本当に幸せになった。
最初の収入は、ニューヨーク暮らしには少なすぎた
ニューヨークに引っ越ししたとき、ルームメイトがふたりいて、およそ1250ドルの家賃から学生ローンの返済、そして日常品にいたるまで、厳しいやりくりが続いた。 私の給料では自分の請求書をカバーするのがやっとで、ニューヨークでの暮らしをまかなう方法を見つけるのに必死だった。私は初めから、最初の仕事はもっと高給な仕事への踏み石とみなしていた。
パーソナルファイナンスのコースを多く受講した
私はエレベスト(Ellevest)のパーソナルファイナンスのコースを受講し、ミートアップ(Meetup)で見つけたイベントにも参加した。金融に関する原則を学び、予期しない出費に備えて予算計画を立て、自分のお金を管理する方法を磨いた。定期的な請求書、生活防衛資金、毎日の出費など、さまざまな費用のためにそれぞれ現金口座を設けた。 お金でリスクを冒す気にはなれなかったため、初めのうちは株式や401(k)への投資を先延ばしにした。24歳になって、ようやく経済的な基盤ができたと思い、収入の5%を401(k)に投資し始めた。 市場に投資することの利点を、私は理解し始めた。収入が増えるにつれて、401(k)への拠出額を増やし、ほかの口座にも投資を始めた。