「頼まれたから現金引き出した」生活保護業務の訪問先からカード不正入手・窃盗疑いで熊本市職員(68)逮捕 普段の勤務態度は
熊本放送
一人暮らしの高齢女性から不正に入手したキャッシュカードで現金を引き出した疑いで、熊本市職員が逮捕されました。 【写真を見る】「頼まれたから現金引き出した」生活保護業務の訪問先からカード不正入手・窃盗疑いで熊本市職員(68)逮捕 普段の勤務態度は 窃盗の疑いで逮捕されたのは、熊本市の職員、森永一行(もりなが かずゆき)容疑者(68)です。森永容疑者は10月1日の午後3時半ごろ、熊本市中央区坪井のコンビニエンスストアで一人暮らしの高齢女性から不正に入手したキャッシュカードを使って、ATMから現金5万円を引き出して盗んだ疑いが持たれています。 森永容疑者は中央区役所で生活保護関係の業務に従事していて、女性の自宅を訪れた際に何らかの方法で不正にカードを入手したとみられますが、警察の調べに「カードは女性から借りて、頼まれたから引き出しただけ」と容疑を否認しています。 一方、女性は「頼んだ記憶はない」としていて、警察では余罪についても調べています。 ■逮捕の職員 普段の業務は? 熊本市によりますと、森永容疑者は2022年から会計年度任用職員として勤務し、主に生活保護を受給する高齢世帯の家庭訪問を行い、介護状況や生活状況を確認する仕事をしていたということです。被害にあった高齢女性も訪問先のひとつでした。しかし、キャッシュカードを取り扱うような業務内容ではなかったとのことです。 市は森永容疑者に関して「『お金に困っている』という相談があったとは特に聞いていない。勤務態度も問題なかった」としています。
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