【調査】愛猫の行動から老化を感じたことがある? 獣医師解説つき
愛猫の行動から老化を感じたことがある?
ねこのきもちアプリでは「愛猫の老化に関するアンケート」を実施し、愛猫の行動から老化を感じたことはあるか、飼い主さんに調査を行いました。今回は、その調査結果をご紹介するとともに、猫の老化サインなどについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生にお話を伺います。 【写真】ストーブの前の特等席に座る黒猫 2024年7月に実施したアンケートで、「愛猫の行動から、老化を感じたことはありますか?」と飼い主さん(59名)に伺ったところ、「はい」と回答したのは32%、「いいえ」と回答したのは68%という結果になりました。
愛猫のどんな行動から老化を感じた?
上記のアンケートで「はい」と回答した飼い主さんに、愛猫のどんな行動から老化を感じたのか伺ったところ、以下のような回答がよせられました。 「昨年までいた愛猫は、16才くらいから夜鳴きをしたり、ステップを使わないとイスに登れなくなったりしました」 「以前いたコですが、16~17才ごろから関節痛が出てしまい、それまで好きだった高いところはもちろん、トイレのフチを越えるのも大変になったようで、粗相が増えました。ヘソ天もできなくなり、黒目が細くならなくなり、18才11カ月でお空に行きました」 「14才になってから高い場所に飛び乗るとき、少し勢いをつけるようになったと感じます」 「高いところに登れなくなり、降りるときも昔みたいにスタッと降りるのではなく、ドカッと降りるように。それと、眠りがものすごく深くなって、寝たまま移動させることができるようになりました。高いところに登れなくなったのは15才くらいで、眠りが深くなったのは16才くらいです」 「ほんの少しの高さの台に登るとき、ものすごく距離を測って躊躇するようになりました。そして登れずぶつかったり、おもちゃにまったく反応しなくなったり、フィラリアの予防薬をつけても反応しなくなったり。13才くらいから徐々に、こういった変化が見られるようになったと思います」
【獣医師解説】行動にあらわれる猫の老化サインとは?
ここからは、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に、猫の老化サインについて解説していただきます。 ――「こんな行動が見られたら老化の始まりかもしれない」など、行動にあらわれる猫の老化サインがありましたら、教えてください。 岡本先生: 「行動にあらわれる猫の老化サインとしては、寝ている時間が多くなる、食が細くなる、爪とぎやグルーミングの頻度が減る、高いところに登らなくなるなどが挙げられます。また、年を重ねることでやせてくる猫もいるでしょう」 愛猫の年齢による変化に応じて、適切なお世話を取り入れてあげられるとよいですね。 (監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生) 取材・文/長谷部サチ ※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。 ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 ※記事と写真に関連性がない場合もあります。 ※記事の内容は2024年11月時点の情報です。
ねこのきもちWeb編集室