三菱重工航空エンジン、防衛省向け事業を本体移管
三菱重工業(7011)は10月23日、100%子会社の三菱重工航空エンジン(MHIAEL)が手掛ける事業のうち、防衛省向け航空機用エンジン事業などを会社分割で三菱重工本体の防衛・宇宙セグメントに移管することを決定したと発表した。業績への影響は連結・個別とも軽微としており、2025年4月に移管する。 【写真】三菱重工航空エンジンの整備工場 対象となる事業は、防衛省向け航空エンジンなどの設計や製造、調達、販売、アフターサービス。MHIAELは、エアバスA320neoファミリー向けの米プラット&ホイットニー(PW)製エンジン「PW1100G-JM」をはじめ、民間機向けエンジン事業も手掛けており、民間機と防衛省向け双方の事業規模を拡大していく上で、グループ内のリソース配分を見直すことにした。 簡易吸収分割による会社分割で、契約は1月に締結予定。4月1日に会社分割し、対象事業をMHIAELから三菱重工本体へ移管する。
Tadayuki YOSHIKAWA