ブレードや小型マレットに人気集中! 長尺パターも高値安定 2024年11月の中古パター売れ筋ランキング
オデッセイ ブルームスティック 2-BALL パター(キャロウェイゴルフ)
2016年のアンカリング禁止により、長尺パターの存在理由はなくなったかに思われましたが、一部を体に固定しなければ使用が可能ということで、多くのツアープレーヤーがふたたび手にするようになりました。こちらは、そんなニーズに応えて誕生したBROOMSTICK(ほうき)と名づけられた長尺モデルです。ヘッドには、かつての長尺ブーム時代でも大人気だった「2ーBALL」を採用。さらに、そのヘッドのソール部には、「BROOMSTICK」 という名前と「ほうき」のイラストもが刻印されたユニークなデザインも特徴的です。グリップは、WINN グリップ社の長尺用ラウンドスプリットグリップを採用し、パター長さは45インチになっています。フェースには「ホワイト・ホット マイクロヒンジ・インサート」を搭載。ホワイト・ホットとマイクロヒンジが夢の融合を果たして完成したインサートで、「マイクロヒンジ」のボールの転がりのよさと、「ホワイト・ホット」のソフトでありながらソリッドな打感、打球音を同時にかなえます。2019年5月発売。中古価格相場:6万2898円(税込み)
「長尺モデルはメーカーを問わず多くの方が探している人気商品」(岡部店長)
今回はキャロウェイゴルフの「オデッセイ ブルームスティック 2-BALL パター」に注目してみました。45インチの長尺パターですが、こちらのモデルに限らず40インチ以上の長尺モデルを探している方は数多くいて価格的にも高くなっています。今回紹介したモデルも、12月17日の時点で在庫が1本しかない希少品です。 ツアープロも多く使っていますし、競技に出ている方に特に人気が高いですね。通常のパターより重いので、安定感があり、少しゆっくり振れるという利点に感じている人は多いようです。重さに任せてストロークできるので、リズムが速くなってしまう人や、テークバックで手が動かなくなるという人の使用率が高いと思います。パターイップスに悩む人も多く使っている印象です。 普通のアマチュアのみなさんは、そこまでパターに悩んでいないかもしれませんが「すんなりテークバックできない」、「どうしてもストロークが速くなりすぎて距離感が合わない」という方には試してみて欲しいアイテムですね。 「ストロークの安定」、「遠心力が増して自然にボールが転がる」、「イメージを出しやすい」、「振り子のイメージで臨める」、「利き手が悪さをしない」などの利点がありますので、今までとは違ったパッティングが体感できると思います。 とはいえ、長尺パターは在庫が少ないのが店側の悩みの種。使っていないものがあれば、売りに来て欲しいですし、探されている方は、お店で見かけたら、即、購入したほうが、あとで後悔しないで済むと思われます。 ※現行モデルをのぞいた2024年11月の中古パターランキングです。価格は12月17日現在、ゴルフドゥのウェブサイトに掲載されている新品商品以外の商品価格を基にしています。 取材協力:ゴルフドゥ
ゴルフドゥ花小金井店 店長・岡部昭人(おかべ・あきひと)さん
1974年3月8日生まれ 東京都出身。ほとんどのクラブ、シャフトを試打しており、様々なゴルファーのクラブ選びの相談に乗ってくれる。特技はサックス。趣味はスポーツ観戦、釣り、広島東洋カープ。
下山江美