芸術の秋に!粗品が選ぶ「クラシック音楽」MY BEST 3とは?
クラシック音楽に魅了された各界の著名人に聞いた「MY BEST 3」を発表! 今回は芸人・アーティスト 粗品さんのお気に入りのナンバーをご紹介。 【写真】ツウが選ぶ「クラシック音楽」MY BEST 3 ◇教えてくれたのは 芸人・アーティスト 粗品 2018年M-1グランプリ、2019年R-1ぐらんぷり優勝と、芸人として数々の受賞歴を誇る傍ら、アーティストとしての活動の場を広げている。
① 「カノン」 パッヘルベル
【収録盤】 パッヘルベル「カノン」を含む、バロック派の名作を全13曲収録。指揮:ジャン=フランソワ・パイヤール、演奏:パイヤール室内管弦楽団『パッヘルベルのカノン~バロック名曲集』(ワーナーミュージック)
② 「交響曲第9番」 ベートーヴェン
【収録盤】 ベートーヴェン「交響曲第9番」を第1楽章から第4楽章まで完璧に収録。指揮:小澤征爾、演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ『ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》』(ユニバーサルミュージック)
③ 「アラベスク第1番」 ドビュッシー
【収録盤】 ドビュッシー「アラベスク第1番」以外に、「ベルガマスク組曲 月の光」や「夜想曲」など、全34曲を収録。演奏:モニク・アース『月の光~ドビュッシー / ピアノ名曲集』(ダブリューイーエー・ジャパン)
泣きたい気分のときに流す、クラシック音楽
「気分によってクラシック音楽との距離感は変わるのですが、最近は泣きたい気持ちのときに聴くことが多いです。とくに好きなのはパッヘルベルの『カノン』。この曲からは球体を感じられるので好きです。同じ主題を全パートが演奏しており、オーケストラのどの楽器に耳を傾けても、そこから聞こえるのはカノンそのもの。どこから見てもきれいな花火を見ているような気持ちになります。思い出深いのがベートーヴェン『交響曲第9番』。佐渡裕さん指揮の“サントリー1万人の第九”というイベントを客席から聴いたとき、競馬で100万円負けた日と重なったので『地球が終わるんかな』って感じました。また、とあるロケ現場の準備中に楽屋のトイレに入ったときの話。音姫からドビュッシー『アラベスク第1番』が流れてきて、薄い壁を通してこの曲が楽屋に丸聞こえだったということもありました」 取材・原文/池田旭香 ※BAILA2024年10月号掲載