ウェスト首位を独走するサンダーが圧巻の15連勝でフランチャイズ新記録を樹立
オクラホマシティ・サンダーの勢いが止まらない。昨シーズンにウェスタン・カンファレンス1位の57勝25敗を残したチームは、今シーズンに入ってさらに白星を量産している。 【動画】15連勝を達成したサンダーの好プレー集はこちら! 2024年12月4日(現地時間3日、日付は以下同)のユタ・ジャズ戦を皮切りに連勝を続け、1月3日のロサンゼルス・クリッパーズ戦を制したことでシアトル・スーパーソニックスからオクラホマシティ・サンダーへフランチャイズを移転した2008-09シーズン以降で最長の13連勝を達成。 ちなみに、サンダーは12月18日の「エミレーツNBAカップ2024」の決勝戦でミルウォーキー・バックスに敗れたものの、この試合はレギュラーシーズンの勝敗にはカウントされない。 その後4日のニューヨーク・ニックス戦も制し、フランチャイズ最長記録に並ぶ14連勝に達したサンダーは、6日にボストン・セルティックスと激突。前半こそ55-65の10点ビハインドで試合を折り返すも、後半に入って50-27と圧倒し、昨シーズンの王者相手に105-92で勝利。 サンダーではMVP候補に挙がるSGAことシェイ・ギルジャス・アレクサンダーがゲームハイの33得点11リバウンド3スティールに6アシスト2ブロック、アーロン・ウィギンズが15得点、ルーゲンツ・ドートが14得点6リバウンド、ケイソン・ウォーレスが13得点2スティール、ジェイレン・ウィリアムズが10得点6リバウンド5アシスト、アイザイア・ハーテンシュタインが8得点10リバウンド2スティール3ブロックをマーク。 フランチャイズ新記録の15連勝としたサンダーは、ウェスタン・カンファレンス首位の30勝5敗(勝率85.7パーセント)とし、2位のヒューストン・ロケッツ(23勝12敗/勝率65.7パーセント)に7.0ゲーム差をつけた。 サンダーの次戦は9日に敵地で行われるクリーブランド・キャバリアーズ戦。キャブズは6日にシャーロット・ホーネッツを下して10連勝とし、ここまでイースタン・カンファレンスならびにリーグベストの31勝4敗(勝率88.6パーセント)を残しているだけに、東西のトップチームが直接対決する必見のゲームとなるに違いない。 なお、レギュラーシーズンにおけるNBA歴代最高勝率は2015-16シーズンにゴールデンステイト・ウォリアーズがたたき出した89.0パーセント(73勝9敗)で、2位が1995-96シーズンにシカゴ・ブルズが記録した87.8パーセント(72勝10敗)。 続いて1971-72シーズンのロサンゼルス・レイカーズ、1996-97シーズンのブルズが残した84.2パーセント(69勝13敗)が歴代3位タイなのだが、キャバリアーズとサンダーが歴代トップ3に相当する勝率で勝ち続けていることは、今シーズンのNBAにおいて特筆すべきことだろう。
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