採用面接で必ずすべき「3つの質問」 あなたの積極性を示すために
どんな面接でも、「あなた自身について教えてください」「何か質問はありますか?」という2つの質問をされることが多いだろう。 多くの人は、1つめの質問をされた際、自分のスキルを要約し、個性を示すために苦労するだろうが、対策は難しくない。ポイントは2つめの質問だ。これは面接の終了を告げる合図である場合が多いが、採用担当者の印象に残るためには、この機会を最大限に活用しなければならない。 まず、「質問はありません」と言わないことが重要だ。応募している職務に対し何の準備もしておらず、興味もないと思われかねない。また、採用担当者が簡単に答えられるような質問、たとえば「採用の可否はいつ分かりますか?」だとか、「この採用プロセスで他に準備すべきことはありますか?」などは尋ねないようにしよう。 その代わりに、面接官に本稿で紹介するような質問をして、あなたの好奇心、積極性、面接への心構えをアピールしよう。 ■この会社で働くうえで気に入っていることは何ですか? 求人情報サイトGlassdoor(グラスドア)の調査によると、米国、英国、フランス、ドイツの成人の77%以上が、求人に応募して内定を承諾する前に、その企業のワークカルチャーを考慮している。あなたもそうすべきだ。企業文化は、あなたの仕事だけでなく、仕事以外の全体的な幸福レベルにも影響するからだ。 質問する機会が与えられたら、面接官がその会社で働いていて好きなところを聞いてみよう。どう答えるかによって、ワークライフバランスが取れているか、有害な職場である可能性はないかなど、社風について探ってみるといい。 たとえば「これまでこの会社で働いてきて、いちばんよかったことは何ですか?」「この会社で働き続ける理由は何ですか?」といったように、質問の最初に文脈を加えれば、質問に深みを持たせられる。こうすることで、面接の前にリサーチをしており、純粋にその会社のことをもっと知りたいと思っていることが伝わるだろう。