巨人・萩尾匡也が引退決断の慶大・清原正吾との会食明かす「次の構想も描いている感じ」
巨人・萩尾匡也外野手(23)が28日、野球から引退する意向を表明した慶大・清原正吾内野手(22)にエールを送った。2年間チームメートで「アニキ」と慕ってくれた2学年後輩は、新たな道へ進むことを決断。スコア99をマークした球団納会ゴルフ後、25日に食事をともにしたことを明かし「野球はやりきったと言っていた。次の構想も描いている感じでしたし頑張ってほしい。応援したいです」と思いをはせた。 萩尾が主将を務めた4年時は寮で同部屋だった縁もある。正吾は6年間、野球から離れたブランクがあり「入学のときを見て正直、どうなのかな」と映っていたが予想を上回る成長ぶりを見せて、自身も打っていた4番に座るまでになった。“清原ジュニア”という肩書ではなく、実力で注目を集め「持ってるものだけじゃなくて、努力があったと思う」とうなずいた。 オフシーズンはたびたび食事をともにする。「やんちゃですけどね(笑い)。でも、かわいい後輩です」。3月12日のオープン戦・ソフトバンク戦(平和リース)には正吾が観戦に訪れ、試合前練習中に「試合見てるんで頑張ってください」と声をかけられた。「6番・右翼」で先発した萩尾は4回に左翼越え2ランを放ち、雄姿を届けた。 野球に対する思いを目の当たりにしてきたからこそ「僕は野球を続けられる。頑張らなきゃいけない」。新たな道に進む後輩の姿に、定位置確保を目指す3年目の来季の飛躍へ思いを強くした。(内田 拓希)
報知新聞社