25年後の吉村知事はこんな姿に? 大阪ヘルスケアパビリオンのコンテンツを発表
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の「大阪ヘルスケアパビリオン」で展開されるコンテンツ発表会が20日午後、大阪市内で行われた。ブースでは様々な展示企画が披露された他、ステージでは大阪府の吉村洋文知事と大阪市の横山英幸市長らを交えて、健康データの測定から未来のアバター生成という展示の流れを体験映像を交えて紹介した。 【拡大写真】<大阪・関西万博>開幕まであと4か月 会場建設中の夢洲の様子は?
この発表会は、大阪府・大阪市らで構成する同パビリオンの主催団体「2025年日本国際博覧会大阪パビリオン」が開いたもの。当日は、ステージイベントとブース展示を実施。このうちステージイベントには、吉村知事・横山市長に加えて、ゲストとして女優の伊原六花さんと永尾柚乃さんも登壇した。
パビリオンの中身や見どころに関するトークセッションなどの後、来館者の健康データを測定する「カラダ測定ポッド」を伊原さんを除く3人が体験した映像を上映。永尾さんは「未来に来たんじゃないのっていうほどすごくて、ずっとワクワクドキドキ、ワクドキでした」と体験を振り返った他、伊原さんは「めちゃくちゃしたかったです」と体験できなかったことを悔しがった。
続けて、測定データに基づいて生成された3人の25年後のアバターをスクリーン上に映写。自らのアバターを見た横山市長は「今のアバターよりも、さらに若くなれるようにしたい」と語った。
この後、ゲストが伊原さん、永尾さんから、モデルのアンミカさんに交代。協賛企業5社によるプレゼンテーションが行われた。 終了後、アンミカさんは「お話をお伺いしていると、ポジティブな可能性を感じることばかり。未来に不安を抱える若い方が多いと思うが、そういう方こそ来てほしい」と力説。吉村知事は「社会全体での健康維持に技術で貢献するというメッセージがひしひしと伝わってきた。主催者だけど早くパビリオンに行ってみたい」と開幕を待望した。
一方、ブース展示では主催者の大阪パビリオンと協賛企業14社が出展内容を紹介。このうち、サイエンスは「ミライ人間洗濯機」の実機を披露。同社の担当者によるとこの機体は今後、塗装などの最終的な仕上げ作業を経て展示されるという。
六甲バターは、同パビリオン内に出店する飲食店「QBBこれもいいキッチン」で提供する植物由来の代替チーズなどの乳製品を用いた試食品を報道陣に提供。ロート製薬は、目の実年齢の測定デモなどを交えて展示コンセプトを紹介した。 (取材・文:具志堅浩二)