【陸上】伊奈総合が4×100m、4×400mの両リレーでV2! 女子100mH横山涼葉が13秒77 富田凉桜が投てき2冠/IH北関東
◇インターハイ北関東地区大会(6月14日~17日/東京・駒沢陸上競技場、大井陸上競技場)4日目 インターハイ北関東大会優勝者一覧をチェック! 福岡インターハイを懸けた北関東地区大会の最終日が行われ、女子4×400mリレーは伊奈総合(埼玉)が3分46秒54で制した。2日目の4×100mリレー(46秒44)と合わせて、両リレーを2連覇。学校対抗では57点で女子総合優勝も果たした。 女子スプリントの個人4種目で決勝進出者輩出した伊奈総合が、チーム力の高さを示した。 この日の4×400mリレーは、200m4位で4×100mリレーではアンカーを務めた新井美心(2年)を3走で起用。「人生で初めてのマイルでした」と笑顔で振り返った新井が、前半からスピードに乗る。最後の直線で先行していた国際学院(埼玉)を捉えて、先頭に立った。 400m3位のアンカー春木伶菜(3年)は「行くしかないという強い気持ちを持ってスタートが切れました」。グングンと差を広げて、2位に5秒近くの差をつける快勝だった。 「昨年の先輩たちが優勝していて、今年も4継は優勝していました。正直、プレッシャーはありました」と春木。4×100mリレーでは埼玉県大会で45秒98をマークするなど力があり、春木は「4継だけじゃないということを証明したいです」と、インターハイでの上位入賞を目標に挙げた。 昨年の北海道インターハイでは、4×100mリレーは準決勝(46秒86)で惜しくも敗退したが、当時のメンバーが3人残る。監督の森康彦先生は「去年の北海道から生徒たちと『全国優勝を狙っていこう』と話してきました」と振り返る。 優勝に必要なタイムとして45秒台中盤を念頭に置いており、「バトンもまだチャレンジできていない部分があります」と伸びしろを秘めている。 悲願の優勝へ、新井は「4継メンバー全員が個人でもインターハイに出ることが強みです。優勝したいです」と夏の大舞台をにらんだ。 このほか、女子100mHでは横山涼葉(共愛学園3群馬)が13秒77(-1.0)で優勝を飾り、女子3000mは成瀬結菜(昌平3埼玉)が9分26秒84で制し、1500mとの2冠を果たした。男子円盤投は富田凉桜(進修館3埼玉)がハンマー投との2種目優勝を飾り、男子110mHは黒岩海翔(小山西3栃木)が14秒40(-1.0)で競り勝った。 学校対抗の男子総合は、4×400mリレーを制するなどトラック種目で得点を重ねた東農大二(群馬)が65点で優勝している。 全国インターハイは7月28日から8月1日に福岡・博多の森陸上競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
月陸編集部