元NBA選手のビル・ウォルトンが逝去 享年71歳
日本時間5月28日(現地27日)、元NBA選手のビル・ウォルトンが逝去した。享年71歳。ウォルトンは長年癌と戦っていた。 UCLA時代に2度全米制覇を成し遂げたウォルトンは、1974年のNBAドラフトでポートランド・トレイルブレイザーズから全体1位指名を受けてNBA入り。1977年に初の優勝、1977-78シーズンにはMVPを受賞とキャリア初期から輝かしい実績を残した、その後は慢性的な足の怪我によって苦しい時期を過ごしたものの、ボストン・セルティックスに在籍していた1985-86シーズンには最優秀シックスマン賞に輝くとともに、自身2度目の優勝を経験。翌1986-87シーズンを最後に現役から退いた。キャリア通算では468試合に出場し、平均13.3点、10.5リバウンドを記録している。 引退後の1993年にバスケットボール殿堂入りを果たし、NBAが選出したリーグ創設50周年チームと75周年チームにも選出されている。また、「28歳の時に話し方を学んだ」というスキルを活かして、解説者としても活躍した。 アダム・シルバー・コミッショナーは、「ビル・ウォルトンは、まさに唯一無二の存在だった」と声明の中で評している。また、UCLAの先輩でもあるカリーム・アブドゥル・ジャバ―(元ロサンゼルス・レイカーズほか)は自身のSNSで、「コート上のビルは獰猛なプレイヤーだったが、コートの外では、周りのみんなを幸せにするために全力を尽くさなければ気が済まないようなヤツだった」と、ウォルトンの人柄を明かしている。
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