バイエルンでのデビューからドイツ代表メンバーへ パヴロビッチが過ごした夢のシーズン「夢が実現し、とても感謝している」
今後のドイツサッカー界を担うMFへ
バイエルンでのデビューから、一気にEURO2024を戦うドイツ代表メンバーへ。夢のようなシーズンを過ごしてきたのは、まだ20歳と若いバイエルンMFアレクサンダル・パヴロビッチだ。 188cmと恵まれたサイズに加え、中盤からゲームをコントロールできる高いキック精度を誇るパヴロビッチは、今季バイエルンで22試合をこなした。チャンピオンズリーグの戦いも経験しており、トップチームでの1年目としては出来過ぎだ。 EUROを戦うドイツ代表メンバーにも入ることになり、パヴロビッチは信じられない1年だったと振り返る。 「信じられないよ。代表チームの一員としてここにいられること、バイエルンのトップ選手たちとプレイできていること、ベルナベウでレアル・マドリードとチャンピオンズリーグ準決勝で戦えたことなどね。夢が実現し、すべてにとても感謝している。僕はいつもバイエルンで成功したいと考えてきたし、他のところへは行きたくなかったんだ。モットーは常に全力を捧げ、戦い、懸命に努力すること。そうすればすべてはうまくいくんだ」(独『sky Sport』より)。 今回のEURO2024ではベテランのMFトニ・クロースが代表復帰を果たしたが、クロースは今季限りでスパイクを脱ぐ。この大会以降はパヴロビッチの存在も重要になってくるはずで、今季はその可能性を感じさせるシーズンだった。
構成/ザ・ワールド編集部