チェルシー、トレードでのサンチョ獲得を検討か…“構想外”のスターリングが交渉材料に?
イングランド代表FWジェイドン・サンチョ(マンチェスター・ユナイテッド)への関心が報じられるチェルシーが、トレードでの獲得を検討しているようだ。25日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。 現在24歳のサンチョはマンチェスター・シティの下部組織出身で、2017年夏にドルトムントへと完全移籍した。同クラブで前線の主軸に定着し、公式戦137試合出場50ゴール64アシストの成績を残すと、2021年夏に8500万ユーロ(約137億円)の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへと加入。昨シーズンのプレミアリーグでも開幕から3試合連続で起用されていたものの、指揮官を務めるエリック・テン・ハフ監督との関係が悪化し、トップチームの構想から外れたことで、今年1月に古巣ドルトムントへのレンタル移籍を決断した。 ドルトムントでは背番号「10」を着用しながら公式戦21試合出場3ゴール3アシストをマークしたサンチョ。クラブにとって11年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に貢献したことからドルトムント残留の可能性も噂されていたが、6月末でレンタル期間が満了に。しかし、マンチェスター・ユナイテッドに復帰したものの、ここまでのリーグ戦では出番が訪れていないことから、その去就に注目が集まっている。 ユヴェントスからの関心が伝えられていたサンチョだったが、同紙によるとプレミアリーグのライバルであるチェルシーも獲得を検討している模様。また、スカッドが飽和状態となっている同クラブは今夏での選手放出が必須となっており、サンチョの獲得に際してはトレードでの移籍を模索しているという。なかでもエンツォ・マレスカ新監督の下で構想外となっているイングランド代表FWラヒーム・スターリングについて、「トレード候補選手の1人になる可能性がある」と主張した。 一方、サンチョの獲得レースでは、以前から関心を寄せるユヴェントスがリードしているとも指摘。移籍市場閉幕が迫るなか、同選手の取引は実現するのだろうか。
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