銀行窓口での両替に「手数料」がかかることがあるって本当?何枚までなら手数料がかからない?
銀行窓口での両替を頻繁に利用する人がいるかもしれません。その中で銀行窓口での両替に手数料がかかる場合があると知り、どんなときにいくらの手数料がかかるか気になる人もいるでしょう。 今回は銀行窓口で両替する際の手数料についてまとめました。あわせて、銀行窓口での両替に手数料がかかるようになった背景についてご紹介します。 ▼タンス預金していた現金を銀行に預ける場合、「税金」の支払いは発生するの?
銀行窓口での両替に手数料がかかるのはどのようなとき?
銀行窓口での両替に手数料がかかるのは、おもに取扱枚数が関係します。銀行によって手数料は異なりますが、今回はみずほ銀行と三菱UFJ銀行を例に、窓口での両替手数料を見ていきましょう。 表1
出典:株式会社みずほ銀行「その他手数料一覧」、株式会社三菱UFJ銀行「その他手数料」を基に筆者作成 表1のように、10枚を超える両替から手数料が発生することが一般的になるようです。そのため、両替枚数が多い場合は、手数料を加味しておくようにしましょう。なお、いずれの銀行においても、取扱枚数の算定基準は、両替前の枚数と両替後の枚数のいずれか多い方となります。 なお、両替は窓口だけでなく、両替機を使用して行うこともできます。この場合、専用のカードが必要になるケースもありますが、窓口での両替よりも手数料が安く設定されていることも覚えておきましょう。
銀行での両替に手数料がかかるようになった背景
銀行での両替に手数料がかかるようになった背景として、以下の2つが考えられます。 ・高い維持費がかかっている ・銀行の経営が厳しくなっている それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。 ■高い維持費がかかっている 銀行での両替に手数料がかかるようになった理由のひとつに、高い維持費がかかっていることがあげられます。例えば硬貨を両替する際に、外貨やゲームセンターのメダルなどが混ざっていると、硬貨を読み取る機械の故障につながりかねません。 機械が故障すると、当然修理代金が発生します。こういった修理代金などの維持費は年間で数億円もの費用となり、その一部を利用者に負担してもらうことが目的と考えられているようです。 ■銀行の経営が厳しくなっている 銀行の経営が厳しくなっていることも、両替に手数料が導入されている背景のひとつとされています。特に窓口での両替に手数料を設定すれば、対応するスタッフの手間や時間を削減できるとの考えがあるようです。 両替にかかる時間や手間を削減できれば、その分をほかの業務に充てられるようになるでしょう。また、手数料がかからないネット銀行の利用を推進したいとの考えも関係しているといわれています。