「保険金が欲しくてライターで火をつけた」 2020年に自宅に放火し保険金1350万円をだまし取った疑いで56歳の男を逮捕
2020年に福岡県大牟田市で自宅に放火して、保険金1350万円をだまし取ったとして、56歳の無職の男が逮捕されました。
現住建造物等放火と詐欺の疑いで逮捕されたのは、福岡県大牟田市に住む無職の中島孝一容疑者(56)です。 中島容疑者は2020年3月31日、福岡県大牟田市の当時の自宅に火をつけ、自宅や隣接する住宅など計3棟を全焼させたうえ、自身が契約する保険会社に火災原因は不明と装って保険金を請求し、1350万円をだまし取った疑いが持たれています。 出火当時、中島容疑者と同居していた父親(78)は外出していて、隣接する家の住人女性(当時80代)も避難し、けが人はいませんでした。
警察によりますと、中島容疑者は当時、数百万円の借金があり、父親との共謀はなく、単独で犯行に及んだと見られています。 当時、出火原因が判然としなかったため警察は、直前まで在宅していた中島容疑者が放火した疑いもあるとみて捜査。 2023年の秋ごろに任意の調べに対して犯行を自供したということです。 取り調べに対し、中島容疑者は「保険金がほしくてライターで火をつけた」「自分で火をつけたと言わず、『留守中の火事で全焼した』と見舞い金請求書に書いて請求した」と容疑を認めているということです。