<はばたけ!兵庫の翼>’21センバツ選手紹介/16 東播磨 橋本仁一朗選手/神戸国際大付 松尾優仁選手 /兵庫
◆東播磨 ◇ケガを乗り越え打撃向上 橋本仁一朗選手(2年) 副主将。球の下側にミートするよう意識し、バットを最短距離で振り抜くことで低い球でも長打にできる。 中学3年の冬に左足の半月板の手術をしたため、入学当初は上半身の強化と仲間のサポートしかできなかった。本格的に練習ができるようになったのは、初夏になってから。「みんなはもう試合に出ている」と焦りがあったが、ウエートトレーニングの回数を増やし、上半身と下半身を連動させるイメージでトス打撃や素振りに励むことで、昨秋ごろから長打力が向上した。 好きな球団は阪神タイガース。小学生時代はファンクラブに入り、甲子園で観戦した。目標・理想とする野球選手は、前阪神監督の金本知憲さん。「強打で足も速くチームに不可欠だから」と言う。 「甲子園に立つ」という目標が間もなく実現する。「ホームランを打つ」と、さらなる高みを目指す。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)171センチ・74キロ(2)右投げ、右打ち(3)加古川・平岡南中(4)海釣り(5)焼き肉、白ご飯/漬物 ……………………………………………………………………………………………………… ◆神戸国際大付 ◇鍛えた体幹で長打力磨く 松尾優仁選手(1年) 神戸国際大付OBの父の影響で野球を始めた。秋の地区大会は捕手としてベンチに入り、現在は外野手を務める。 打撃練習では「甘い球を逃さず、初球から打つ」と、インパクトの瞬間に力を入れてバットを大きく振ることを意識している。この冬は、古タイヤに重さ10キロのハンマーを1日60回、振り下ろすトレーニングに取り組み、体幹を鍛えた。 6日の練習試合では2安打を記録し、冬の練習の成果を実感。これまで別の練習試合では本塁打も放っており、長打力に磨きをかける。 センバツは背番号16でベンチ入りを果たした。父からは「俺が行けなかった甲子園の舞台で、思い切り楽しんでこい」と激励を受けたという。高校時代に代打出場でホームランを打った父のように「チャンスをものにして、チームの期待に応えたい」と活躍を誓う。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)174センチ・79キロ(2)右投げ、右打ち(3)明石・二見中(4)寝ること(5)かに/トマト ……………………………………………………………………………………………………… <メモの見方>(1)身長・体重(2)投・打(3)出身中学(4)趣味(5)食べ物の好き/嫌い 〔神戸版〕