男性は放火、不法侵入、強盗、器物損壊、窃盗で起訴…豪コーフィールド競馬場のスタンド放火事件
7日朝に発生したコーフィールド競馬場(オーストラリア・メルボルン)のスタンドの火災は放火によるものと見られ、51歳のトラビス・バードという男性が起訴された。8日、「レーシングコム」電子版はこの男性がメルボルンの裁判所に出廷し、統合失調症と診断されていること、4月1日まで拘留されること、放火4件、不法侵入2件、強盗、器物損壊、窃盗各1件で起訴されたことを伝えている。 7日の火災は午前6時20分ごろに発生。コーフィールド競馬場で文化遺産となっている「ノーマン・ロビンソン・スタンド」に放火され、大規模な火災となった。16台の消防車、65人の消防士が消火活動にあたり、1時間後に消火に成功。負傷者は出なかったものの、数百万オーストラリアドルの損害をもたらしたとされている。 7日午後に競馬場から離れたメルボルン南東部モーディアロックの公園で火災が発生し、警察が駅でこの男性を逮捕。この男性とコーフィールド競馬場、競馬業界の関係はないという見方だ。 コーフィールド競馬場はコーフィールドCなどのビッグレースも行われ、ヴィクトリア州の主要競馬場の1つ。メルボルンレーシングクラブが競馬を主催している。スタンド火災の影響のため、8日にコーフィールド競馬場で行われる予定だった開催はモーニントン競馬場で行われた。