プッシュボブスレー 強化選手が練習を公開 24日の全日本選手権を前に【長野市】
ローラーのついたボブスレーを押して速さを競う、プッシュボブスレーの全日本大会が長野市で開催されます。強化選手が練習を公開しました。 「ガラガラ」 ボブスレーのプッシュ競技は車輪がついたそりを押し、スタート直後の数十メートルのタイムを競います。abnの社員が体験してみました。 ■abn社員(サッカー経験者) 「あはがはは!あぶなあぶな。思っている以上に難しい!」 ■abn社員(野球経験者) 「ジェットコースターに乗っているみたいで楽しいですけど、これが合っているのかが分からなくて…」 ■abn社員(ラグビー経験者) 「けっこうスピード出ますね、あと疲れる…」 競技人口は全国で80人~100人ほど。2018年を最後に、長野市のスパイラルが氷を張った運用をやめてから、国内に、そり競技の施設はありません。 トレーニングの一部だったプッシュ競技はオリンピック種目の文化を伝える貴重な役割を担っています。 ■鈴木寛ヘッドコーチ(ボブスレーで五輪5大会出場) 「(本来のボブスレーは)乗り込みのスピード感、滑走している速度、最高時速150キロも出るコースもあるので、そういったスピード感が魅力」 強化選手の多くは他の競技との二刀流です。 ■加藤裕太選手(センコー・ラクロスとの二刀流) 「体重の割に(50m走が)けっこう速かったので、もしかしたら他のスポーツに生かせるかもしれないと思ったのがきっかけ」 松岡晃樹選手(北野建設・走り幅飛びとの二刀流) 「両方とも良い影響を与えながら、けがに気を付けた結果どちらとも記録は日本のトップレベルで戦えるくらいの水準にはなってきました」 全日本選手権は、24日に長野市のスパイラルで開催されます。 大会翌日には小中学生を対象にしたプッシュ競技の体験会も開かれます。