「選手の意思を尊重するのが重要だが、選手も投資を尊重しないと」ナポリ会長がクヴァラツヘリアを語る|セリエA
ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアの去就について語っている。 2022年夏にナポリへと加入すると、公式戦98試合で29ゴール28アシストを記録してきたクヴァラツヘリア。2022-23シーズンのスクデット獲得の立役者となった他、EURO2024にも出場したジョージア代表をエースとして牽引するなど、そのパフォーマンスは世界中で高く評価されてきた。 そんな23歳FWには数多くのビッグクラブの関心が寄せており、中でもパリ・サンジェルマン(PSG)は昨夏に引き続き獲得を狙っていると伝えられている。一方イタリア『スカイ』によると、ナポリ側は現行契約を2027年まで残している中で新契約交渉を続けており、年俸500万ユーロ(約8.2億円)+ボーナスを提示している模様。しかし、クヴァラツヘリア側の要求額は年俸800万ユーロ(約13億円)で、この条件をクラブ側が受け入れることはないとも予想されている。 そうした中で、デ・ラウレンティス会長が『スカイ』でクヴァラツヘリアについて言及。将来に関して以下のように語った。 「我々と共にいる選手たちは、我々が望む限りナポリにとどまるだろう。クヴァラが契約を更新せずに去ったらどうなるか? それを受け入れるつもりだ。過去にもそのようなケースはあったが、これまで問題を抱えたことはない。選手の意思を尊重することが重要であり、そして選手たちも我々の投資を尊重しなければならない」 なお『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、夏の移籍市場でクヴァラツヘリアに対してPSGが実際にオファーを送っていたようだが、今季から指揮を執るアントニオ・コンテ監督が説得して引き留めたという。ここまでセリエA8試合で4ゴール2アシストを残すエースだが、契約の行方には大きな注目が集まっている。