【水沢12R・北上川大賞典】胸サクラトップキッドを応援
【六車奈々のナナイロ馬券】4年ぶりに水沢で開催される北上川大賞典。ダートの長距離王決定戦だけにドラマがあり、私も大好きなレースだ。長丁場なので騎手との呼吸はもちろん、ペース配分やスタミナ、8回もあるコーナーをどのように回るのかなども見どころである。2500メートルという距離を考えると適性の有無は大きいと思うが、最内枠の馬だけは距離実績の有無にかかわらず押さえておきたい。内で経済コースを通れる馬は、やはり魅力だ。 私の本命はサクラトップキッド。鞍上は陶文峰騎手だ。2000年のデビューから岩手競馬の騎手として活躍され、特に人気薄の馬を連れてくる「穴男」として何度もしびれるレースを見せていただいたが、12月からは調教師として新たな道を進まれる。騎手としての姿を見られるのは今週が最後。ぜひとも「陶文峰、ここにあり!」を見たい。しかもサクラトップキッドは唯一の3歳馬で、重量は他馬より2キロ軽い55キロ。これはもう楽しみしかないぞ!応援しています! 昨年の覇者ノーブルサターンは今年10歳。年齢的な面を考えると、昨年の同レースで勝ち馬と0秒2差の2着フレイムウィングスの方が怖いかもしれない。さらに昨年3着のレールガンも距離実績があるので、今年も押さえたい。馬券は3連複1頭軸で(5)から(1)(2)(4)(6)(10)(11)。各100円で計1500円。 ◇六車 奈々(ろくしゃ・なな)1973年(昭48)12月2日生まれ、京都府出身の50歳。