不整脈、不眠症、パニック障害を抱えた引きこもりがドーベルマンを飼う!?朝晩1時間の散歩で肉体はゴリラ化!「生きててよかったな」と思う日々【著者に聞く】
ドーベルマンの「ドベとノラ」を飼い、引きこもりだったヨシモフ郎(@yosimofurou)さんの生活は大きく変わった。犬の散歩中に出会う人々、今まで気づかなかった季節の変化。見えなかった景色を描く「ドベとノラ 犬がくれた優しい世界」を紹介する。 【漫画】本編を読む ■不整脈、不眠症、パニック障害を抱え昼夜逆転の引きこもり生活で、犬は飼えないと諦めていた 当時、不整脈、不眠症、パニック障害などの症状を抱えていた、ヨシモフ郎(@yosimofurou)さん。昼夜逆転の引きこもり生活を送っていたところ、保護犬を半年ほど預かることになり、そこで自分にも「犬が飼えるんじゃ!?」と、念願のドーベルマン「ドベ」に出会う。 犬中心の生活で、朝は5時起き。ドーベルマンは大型犬種だけあって、朝晩1時間以上自由に走り回れる時間を作るのがベスト。子犬時代は一瞬で、一日で1キロ以上体重が増えることもあるという。おかげで筋肉も体力もつき、引きこもり生活では考えられないゴリラ化した肉体に仕上がった! 初めて飼ったドベは先天性の疾患を持っていたため、わずか4年という短い時間でお別れ――。「もう犬は飼わない」と決めていたところ、不思議な縁で再び元野良犬「ノラ」と出会う。ヨシモフ郎さんの世界を変えたそんな2匹が織りなす温かいハートフルストーリーが描かれている。 ■「ドベとノラ」に出会って、もはや「生きててよかったな」とさえ思う ――「ドベとノラ 犬がくれた優しい世界」を描くことになったきっかけを教えてください。 コロナ禍で犬と遊べる場所やイベントが軒並み閉鎖や中止になった時、それでも犬の何かをしていたいと思い、家でできる「犬の絵」を描き始めました。 ――「ドーベルマンを飼おう」と思った理由を教えてください。 「大きくてカッコイイ」生き物に憧れがあり、服や家具も黒い物が多いので古い犬図鑑を見ながら「黒くて大きくカッコいい犬」を探しました。長毛種を飼うのは手入れが大変だと本に書いてあったので、短毛種を。図鑑を眺めながら自分が一番「カッコイイ!」と思ったドーベルマンを選びました。実際に飼ってみると、ドべは想像のドーベルマンとは違って「カッコイイ」と言うよりは「かわいい」でした。 ――「ドベとノラ 」それぞれの性格を教えてください。 ドべは頭の中が幸せのお花畑です。いつも楽し気でポジティブ。お口がゆるいのでずっと笑ってます。ノラは何事にも冷静沈着、侍のような無口な漢です。家族にも友人にも「何を考えてるのかわからない…」と言われます。 ――犬を飼ってヨシモフ郎さんが「よかったな」と思うことはなんですか? 大変な事も多いのですが、よかった事だらけです。もはや「生きててよかったな」とさえ思います。 ――3巻が発売になりますが、見どころを教えてください。 3巻ではドベと一緒に通った犬の学校の話と、ノラと一緒に作った保護猫ハウスの話を描かせてもらいました。「犬を飼っただけ」なのにできた大切な仲間たち、そこから広がった犬がいないと見えなかった世界を楽しんでいただければ幸いです。 取材協力:ヨシモフ郎(@yosimofurou)