週末に銭湯へ行くため、平日は「シャワー」で済ませています。毎日自宅で「お湯をためて入る」よりも節約できていますよね?
「節約のために、毎日の入浴をなるべくシャワーで済ませるようにしている」という人もいらっしゃるでしょう。しかし、特に冬場はシャワーだとなかなか体が温まらないため「週末だけでも銭湯に行ってゆっくり湯船に浸かる」という方法もよいかもしれません。 その場合、毎日自宅で浴槽にお湯をためてお風呂に入る場合と比較すると、費用面では節約になるのか気になることもあるでしょう。 本記事では「平日はシャワーで済ませて土日に銭湯へ行く場合」と「毎日自宅で浴槽にお湯をためて入る場合」とでは、コストにどのくらい違いがあるのかをご紹介します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
「平日シャワー」+「土日銭湯」にかかるコスト
まず、平日はシャワーだけで済ませて土日に銭湯を利用する場合にかかる費用を確認してみましょう。 1回のシャワーにかかる水道代とガス代を計算します。東京都水道局によると、シャワーを3分間流しっぱなしにした場合に使用する水の量は約36リットルということです。シャワーを15分間流しっぱなしにした場合は180リットルの水を使用することになるため、1リットル当たりの水道代の単価を0.24円とした場合、180リットル×0.24円=約43円となります。 一方、ガス代については「上昇温度×水量÷(熱効率×発熱量)×ガス代単価」で算出できます。 お湯を20度から40度に上昇させて、同じく180リットルの水を使用する場合、熱効率を80%、発熱量を1万750キロカロリー、ガス代単価を東京ガス株式会社東京地区等一般契約料金B表「24年11月検針分」より153.96円/立方メートルとして計算すると、20度×180リットル÷(80%×1万750キロカロリー)×153.96円=約64円です。 水道代と合計すると、1回のシャワーに約107円かかることが分かります。平日5日間、1日1回15分シャワーを浴びるとすると、1週間にかかるコストは約535円です。 これに、週末の銭湯代を合計してみましょう。東京都公衆浴場業生活衛生同業組合によれば、2024年11月時点における東京都内の銭湯の入浴料金は大人550円(税込み)なので、土日の2日間で1100円です。平日のシャワー代と合わせると1週間にかかるコストは約1635円、1ヶ月(4週間)に換算すると約6540円かかります。