イスラエル人の（左から）ミイさん、ニツァンさん（画像はスクリーンショット）

　代表的な日本食でもある寿司。訪日外国人にも人気で、鮮度や職人の技に加え、ネタのバリエーションが豊富なことも、驚きを与えています。外国人観光客においしい日本食を紹介するYouTubeチャンネル「日本食冒険記Tokyo Food Adventures」。運営者のDaisukeさんは、イスラエル人3人組を本格的な寿司店へ連れていきました。3人は食べたことのない、日本ならではの高級な寿司ネタと出合い、おいしさに感動したようです。 【写真】「イスラエルに帰ってもまた食べたいわ」と感激した日本食　実際の様子 　◇　◇　◇

「日本食レストランはイスラエルでも大人気よ！」

　Daisukeさんが出演をお願いしたのは、イスラエル人で日本に約2か月滞在しているヴイールさんと、2週間ほど前に訪日したニツァンさんとミイさんです。3人とも日本を気に入り、滞在をとても楽しんでいるそう。 　ラーメンや餃子、お好み焼きなど、さまざまな日本食を満喫していると、うれしそうに話します。3人とも本格的な日本の寿司店に興味津々。板前さんがネタの準備をする様子に、真剣なまなざしで見入っていました。 「日本食レストランはイスラエルでも大人気よ！」というミイさん。とくに寿司は人気が高いそう。しかし、握りよりも巻き寿司が一般的で、アボカドやシイタケといった具材がポピュラーなようです。 　3人は初めて口にする料理の数々に感動。これまで口に合わないと思っていものでも、日本では素晴らしい味わいで提供されることに、目を輝かせました。

「スモーキーな香りがいいね！」

　ユリ根豆腐やナスとシイタケの揚げびたし、「魚の王様ね」と評したマグロなど、さまざまな料理を堪能した3人。バリエーション豊富な握り寿司を楽しむなか、初めて食べる高級魚がありました。 　皮目を炙り、スモーキーな風味を加えたノドグロです。 「ワオー　こんなにおいしい魚があるなんて！」とニツァンさん。ミイさんは「うーーーーん　めっちゃおいしい！」と歓声を上げ、ヴイールさんも「炙りが入っていて、スモーキーな香りがいいね！　それに脂ものっていて、旨すぎだよ」と絶賛しました。 　ミイさんの「ノドグロ！　イスラエルに帰ってもまた食べたいわ」という意見に、ヴイールさんが何度も頷き、3人ともとても気に入った様子。ただ、Daisukeさんは「ノドグロは高級魚だから（寿司としては）日本でしか食べられないと思う」と説明します。 　ノドグロの名で親しまれている高級魚のひとつであるアカムツは、深海魚。生息海域は広いそうですが、アジアやオーストラリアなどが主な漁場。そのためイスラエルで市場に出回ることは少なそうです。 　残念ながら母国でノドグロを再び味わうのは難しそうですが、3人は素晴らしい寿司の数々に大満足。日本酒もすすみ、ヴイールさんは少し酔った様子でしたが、終始3人とも幸せな笑顔を見せました。 　それぞれがおいしそうに寿司を満喫する姿に、コメント欄には「こういうふうに旨いものを食べていれば、世界は平和ですよね」「これを見ながら一杯できるのは、幸せな年末だなぁ」「穏やかな顔、幸せそう」「みなさんの表情が物語っていますね」などの声が寄せられています。