小池都知事が定例会見4月28日(本文2)神宮外苑再開発の日本イコモス案は課題が多い
東京都の小池百合子知事は28日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2022年4月28日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2022年4月28日) ◇ ◇
クウェートの研究者とすでに意見交換も開始
小池:こうした研究開発に大変関心を示されたのがクウェートであります。そこでクウェートの研究者とすでに意見交換も開始をしているところです。そこで私、クウェートとのお付き合いも大変長くなっております。前のシェイクがお亡くなりになった弔問もしたいと思っておりますけれども、私自身、クウェートを久しぶりに訪問いたしまして、これまでの協力関係をさらに深めていく、そして今申し上げたワクチン開発を前進させるなど、都の感染症対策のいっそうの推進を図りたいと考えております。 そして都では次の世代を担う若者の多文化共生を推進しているところですけれども、英語圏だけではありません、いろいろな地域との交流に力を入れております。今回、アブダビを訪問することによって、都立高校として初めてになりますけれども、中東との交流に向けて現地関係者と意見交換等を行うというものであります。この海外出張については本当に久しぶりになります。令和元年の8月に北京を訪問して、当時の姉妹都市の関係もございまして北京を訪問いたしましたが、それ以来3年ぶりとなります。海外との連係を深めまして都の施策の推進につなげていくということで出張に臨みたいと存じます。以上、長くなりましたけれども、今日は5つのポイントでお伝えをいたしました。じゃあ毎日さん、どうぞ。
もっとTokyoの再開予定は
毎日新聞:知事、ありがとうございました。それでは幹事社から3点質問させていただきます。まず都民割、もっとTokyoについて伺います。愛知県の大村知事が先日、県民割をゴールデンウイーク明けに再開すると発表しました。知事はもっとTokyoについて、感染動向などを見極めGo To トラベルに合わせて再開するとおっしゃっていましたが、現時点で再開の予定についてあらためて伺いたいと存じます。 2点目、カジノを含む統合リゾート型施設、IRの整備についてです。国への申請期限が本日までとなりました。都の申請について知事は、IRというのはメリットもあり、デメリットもあり、総合的に検討していく必要があるとおっしゃっていました。あらためて東京としてIR誘致へのお立場、お考えをお願いいたします。 3点目、神宮外苑の再開発計画についてです。きのう、日本イコモス国内委員会のメンバーが記者会見をして、再開発による樹木の伐採が2本で済む独自案を発表しました。事業者による計画では約900本の伐採が必要となりますが、現行の再開発計画変更の可能性などについて知事のお考えをお願いいたします。以上3点、よろしくお願いいたします。 小池:まず最初に、もっとTokyoの実施の再開についてのお尋ねです。これは以前からGo To トラベルに合わせての再開を予定いたしておりますので、それについて変更、Go To トラベルへの対策、国がどうやっていくのか注視してまいります。いずれにせよ感染症のリバウンドに警戒をして、その状況を見極めていくということが必要だと考えております。それから2つ目が、IRの申請うんぬんのことでご質問がありました。都は申請を行っておりません。また、先ほどご質問の中にありましたように、これまで都としてメリット、デメリット、両面から総合的に検討してきて、今後も引き続きこの検討を行っていくということに変わりはございません。 それから神宮外苑の再開発でございますが、都のまちづくりの方針を踏まえて、民間地権者が提案して、そして競技の継続性に配慮したスポーツ施設の連鎖的な建て替え、そして広場の創出、緑の充実を図って開かれた庭、そして再生といったものであります。一方で、この提案につきましてはスポーツ施設の現地建て替えを前提としておりまして、競技の継続性の問題など課題が多いというふうに思われます。いずれにしましても都として、民間事業者に対して、既存の樹木について詳細な調査を行って極力保存をする、または移植などを勧めています。以上です。