大関・琴桜、紅白呼ばれずさみしげ? 来年は横綱昇進で文句なしゲスト審査員へ「(今年も)頑張ったけど、頑張ります」
大相撲の大関・琴桜(佐渡ケ嶽)が30日、千葉・松戸市の部屋で行われた朝稽古で幕下以下の力士を相手に9番相撲を取り、綱取りの懸かる初場所(来年1月12日初日、東京・両国国技館)へ向けて調整した。 弟弟子の幕内・琴勝峰がケガ明け、十両・琴栄峰が前日にぎっくり腰になり、現在は部屋の関取衆と稽古ができない状況。それでも「(ぶつかり稽古で胸を出して)残す稽古はできるし、できないならできないなりにやれることをやれれば。動きの確認、まわし切る動作や巻き替える動作だったり、いい感じにできた」と振り返った。稽古中には笑顔も見せ、若い衆を鼓舞する声かけや細かなアドバイスを送った。 佐渡ケ嶽部屋の伝統で年内の稽古は31日まで行われる予定。大晦日の夜の過ごし方を問われると「紅白か、過去のガキ使(ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!)」と回答。続けてNHK紅白歌合戦に「呼ばれてない! 菊関(元大関琴奨菊・現秀ノ山親方)は呼ばれていたのに」と、大関昇進を果たした2011年にゲスト審査委員として出演した兄弟子の名前を冗談交じりに挙げた。「1回は行ってみたくないですか。別に(歌も)うまくもないし、評価はできないけれど、出られるなら見てみたい」と声を弾ませた。綱取りを成功させて来年こそは満を持してのゲスト審査員へ「(今年も)頑張ったけど、頑張ります」と、笑顔でリベンジを誓った。(大西 健太)
報知新聞社