本当に「自信」がある人がしてること。不当に人と自分を比べない
服が似合わなくても自分を責めない
ひとつ例を挙げると、コロナ禍で、内向的な人が仕事の成功を多く実感できたのは、従来の職場の好感度の規範を守って活動する必要がなかったからです。 歴史的にオフィスの帰属意識を定義してきた世間話が不要であったことで、より公平に評価され、認められ、昇進につながった可能性があるのです。社会が提供する自信の定義に従わなくてもよいのです。 私は会社を立ち上げたとき、体にポジティブなイメージをもってもらうために、さまざまなサイズや体型を画像で見せる、という単なるパフォーマンス的な要素は取り入れたくありませんでした。 私自身がさまざまなサイズを経験し、体重の偏見やぽっちゃり体型へのいじめに対峙してきたこともあり、もっと個人的な深い部分に触れたいと思ったのです。 私たちは、ひとつのドレスをデザインし、パターンに合わせて大きなサイズをあとづけすることをしませんでした。多様な体型とサイズとニーズを考慮して、それぞれの女性に合わせたドレスをつくり上げたのです。商品よりもひとりひとりの女性が優先です。 ほとんどのブランドが単一のフィットモデルを使用しているのに対して(だからブランドによって合う合わないが分かれるのです)、私たちは5種類のフィットモデルを使い、あらゆるサイズと「スポーツ選手」から「砂時計」までの体型パターンを取りそろえました。 目標は、すべてのスタイルを全員にフィットさせることではなく、すべての女性にフィットするサイズをそろえること。最低2種類のパターンがサイズ0から24ワイドで機能することでした(引き続きサイズの範囲を広げるよう取り組んでいます)。 私自身は「洋ナシ」体型で、合わないドレスもあります。しかし、自分を責めたりはせず、自分に合うものを着ています。私はだれもが、服が合わない自分を責めるネガティブ思考を終わらせて、自分に合う服を探す権利をもっていると信じています。 理想は「ひとつ」ではなく「複数」存在することを、積極的に認めて称賛しましょう。自信にはさまざまな形があると受け入れることで、自分らしい美しさを認めることができます。 多くの人は、間違った場所で幸せ探しをしています。アクセスできない部屋の中で自信を見つけるように教えられているのです。