シリーズ最新作「Call of Duty: GHOSTS」発売――歴史を振り返る
ゲームファン、特にFPS(First Person shooter:一人称視点シューティング)ファンにはたまらないビッグタイトルが登場しました。「Call of Duty(CoD)」シリーズの最新作「Call of Duty: GHOSTS」です。欧米では11月5日に、日本ではスクウェア・エニックスから11月14日に発売となりました。 CoD:Gは、これまでのシリーズとは世界観を一新しており、“米国崩壊後”という未来の世界を舞台にストーリーが展開。米国を取り戻すべく結成された特殊部隊「Ghosts」に所属する各隊員の活躍を描いています。 システム面では、時間経過でマップがリアルタイムに変化していく「ダイナミックマップ」の採用に加え、自分好みのキャラクターで作成・編成したAI部隊と一緒に戦う「SQUADS」モード、クラン向けの対戦モード「Clan Wars」、最大4人の協力プレイでエイリアンを倒す新モード「Extinction」などを実装。より幅広い楽しみ方ができるようになりました。 同作品は、PlayStation 3/Xbox 360用の日本語吹き替え版が12月12日に、次世代機であるPlayStation 4版が2014年2月22日に発売予定となっています。
スピルバーグ監督公認の演出も
そこで、これまで脈々と受け継がれてきたCoDシリーズの系譜を振り返り、その特徴などをご紹介しましょう。 まずはCoDシリーズが生まれた背景から見ていきたいと思います。CoDシリーズを語る上で欠かせないのが、同じくFPSの名作として知られる「Medal of Honor(MoH)」シリーズです。第二次世界大戦を舞台としたMoHの第1作「Medal of Honor」は、1999年11月にPlayStation用タイトルとして発売されました。2作目の「Medal of Honor: Underground」までは日本未発売でしたが、3作目のPC用タイトル「Medal of Honor: Allied Assault(MOH:AA)」で日本でも一気にブレイク。データ容量の関係で、当初予定していたPlayStationからPCへとプラットフォームを移して開発が行われました。 同作には映画を彷彿とさせる演出、実銃からサンプリングした銃声などが盛り込まれており、特にノルマンディー上陸作戦のオマハ・ビーチを再現したミッションは当時大きな注目を集めたものです。ちなみに、オマハ・ビーチのステージは映画「プライベート・ライアン」と非常に似ていますが、これはなんとスティーブン・スピルバーグ監督公認の演出。ゲーム内ではしっかりとルーカス・アーツのクレジットも表示されています。