受験直前なのに「やる気が出ない・・・」焦る子に試してほしいシンプルな改善策 「いったん休んでから勉強しよう」はNG
受験が近づくにつれて、さまざまな不安や焦りを抱える受験生や親は多いと思います。それらを解消するためにはどうしたらよいのか。短期集中の毎日連載「現役東大生が解決! 受験お悩み相談室」では、偏差値35から東大合格を果たした漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡壱誠氏が率いるカルペ・ディエムのメンバーが、数多くの受験生を指導した経験を基にした解決策を伝授します。【連載第7回】 【漫画で読む】『ドラゴン桜』で理解する「受験直前はカウントダウンが重要」なワケ ■勉強のやる気を生み出す方法
「受験の時期だというのに、勉強のやる気が出ません。どうすればいいですか?」 という連絡をいただくことがあります。受験勉強をしなければならないのはわかっているのだけど、どうしてもなかなか集中して勉強できないという悩みですね。 親御さんを含め、この悩みに対して「何を甘ったれたことを言っているんだ」と考える人も多いかもしれませんが、しかしいざ「勉強しよう!」と思っても、ついスマホをいじってしまったり、なんとなく集中力が切れてしまったりするという気持ちもわかります。今回は、どうすれば勉強のやる気が出るのかについてお話ししたいと思います。
NGな行動から先にお伝えします。 「とりあえず休んでから勉強しよう」 「やる気が出るように勉強以外のことをしよう」 と考えるのはやめたほうがいいです。勉強のやる気は、勉強を始めることによってしか生まれません。勉強以外のことをして「勉強するぞ!」という気持ちにはなれないものです。 人間は何かの作業をするときに「スタートするとき」のハードルが最も高いです。 「ご飯を食べたらすぐに勉強をしよう」「5分だけ休んだらすぐに勉強しよう」なんて思っている人でも、ついスマホをいじってしまって5分休むつもりが10分経ち、10分が15分になって……と先送りになってしまいます。
■おすすめは「息抜き勉強」 そんなときにおすすめなのが、簡単なもの、好きなものから始めてみることです。本当に「そんな簡単なことでいいの?」というようなものでいいです。 例えば「とりあえず参考書をペラペラめくってみようかな」「ちょっと受験系のYouTube動画でも見ようかな」という程度のものでいいです。学習系の漫画をちょっとだけ読んでみる、というだけでも問題ありません。歴史とか古文とかは、勉強になる漫画はいくつも存在しています。